北村弁護士、漫画村の星野ロミが17億円を払わず逃げ切れるか解説

6日、「北村晴男弁護士」(登録者数45万人)がYouTubeを更新。海賊版サイト「漫画村」元運営者・「星野ロミ」(同6万人)について言及しました。

損害賠償金が17億円になった理由

KADOKAWA、集英社、小学館の3社が漫画村での被害を訴えた裁判で、4月18日に約17億円の支払いが命じられた星野。当初は「一切支払うつもりはない」などと発言していましたが、5月に更新した自身の公式X(ツイッター)では、誹謗中傷をしてきた人物を訴え、和解金を得ることで全額を一括で支払う考えを明らかにしていました。

その後どうなったかは定かではありませんが、北村弁護士はまず、損害賠償金が約17億円になった背景を解説。その金額について、著作権侵害がなければ売れたはずの漫画の利益分と語り、「1冊あたりの利益×漫画村で読んだ人の数」が約17億円だったと述べます。続けて、星野がもし支払いを拒否した場合、資産を差し押さえできるのかという話題へ。「この方は大変な資産をお持ちのようで、情報によると海外の銀行にも口座をお持ちのよう」としながら、「海外の資産を差し押さえるのは大変難しい」と、回収は困難と明言しました。

17億円を払わず逃げ切れるのか

また北村弁護士は、星野を逮捕できるのかという疑問にも答えます。彼はすでに著作権法違反などの罪で懲役3年の実刑判決を受け、服役を終えています。

そこで北村弁護士は「問題は民事の損害賠償の話。民事では執行裁判所に執行の申し立てをして、執行するだけということで、逮捕はできません」と断言。また、例えば詐欺の被害に遭った者も、加害者からは被害金額は取り返せないと話します。

ではそのまま星野は17億円を払わずに逃げ切れるのかという疑問が残ります。これについて北村弁護士は「例えばの話、日本に財産が全然なかった、あるいはあったとしても誰にも見つからないところに隠していたということになると、当分の間逃げ切る」と予想。

その上で北村弁護士は、自身が今回訴えを起こした大手出版社3社の顧問弁護士だったと仮定しながら、賠償金の回収策として「強制執行」を提案します。これは裁判所の判決などで債権・債務が確定したにもかかわらず、相手方が支払わない場合に財産を差し押さえて、その財産の中から債権を回収できる制度のことです。ただし判決が出て10年経つと、債券が消滅してしまうそう。そこで時効の更新をすることで、債券が消滅する期間が再び10年間延長できるとのことです。

誹謗中傷した者を訴えて和解金を取れるか

星野は先述のように、誹謗中傷をしてきた人物を訴え、和解金を得ることで全額を賄うと主張しています。この点についても北村弁護士は言及。「事実無根の誹謗中傷をされたのであれば名誉棄損にあたる」と説明。「何か一つ悪いことをすると、それに付随して、ないことを中傷されるということはある。そっちは名誉棄損にあたりますから、そちらをぜんぶ訴えて賠償金を払うと言っているのいるかもしれません」と述べていました。

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