保護猫動画の「タイピー日記」がヤラセ疑惑で広告停止、一時はチャンネルBANも
保護猫を生育する動画をYouTubeに投稿している「タイピー日記」(登録者数71万人)が今月10日、YouTubeに投稿した動画を通じて、チャンネルの収益化が停止させられたことを報告。
同日夜には一時、チャンネル自体がBANされるトラブルも発生しています。
野良猫保護をYouTubeが“ヤラセ”判定か
昨年7月に屋外でボロボロになっていた野良猫「デンちゃん」を保護・飼育する様子が多くの視聴者の心をうち、チャンネル登録者数を急増させたYouTubeチャンネル「タイピー日記」。
デンちゃんはその3カ月後に自宅で亡くなったことが報告されているものの、タイピー日記はその後も複数の野良猫を新たに保護しており、連日公開される保護猫との生活の動画は多くの視聴者を虜にし続けています。
ところが今月10日に公開された動画の中では、こうした野良猫を保護する様子がYouTubeに“ヤラセ”だと認定されてしまい、広告収益が得られなくなってしまったことを報告。
海外ではヘビやワニを使って猫をあえて危険な状況に追い込み、襲われる前に救出するヤラセ動画が横行しており、そうしたヤラセ動画への取り締まりが厳しくなる中で「YouTubeのAIが(タイピー日記を)そういうヤラセの動画と一緒の扱いにしてしまった」のではないかとしています。
30日後に再度申請する予定だとはしていますが、今後のYouTubeの対応次第では「チャンネル(タイピー日記)は今後動画投稿しないかもしれません」との発言が、状況の深刻さを物語っています。
以前からヤラセの指摘は受けていた
実はタイピー日記には、今回の収益化の停止以前から、チャンネルの動画に“ヤラセ”や“演出”が含まれているのではないかとする指摘の声が上がっていました。
昨年10月にも別のYouTuberから、保健所から引き取った子猫を「殺処分寸前」だと誇張しているとの指摘を受け、批判が殺到。
これに対してタイピー日記は、「保健所というものは動物が最終的な行き場なので、私はそのような認識で書きました。それで多くの方々に保健所から直接引きとれるということを知ってもらいたいです」だと釈明していました。
こういった演出を認めるような発言こそあるものの、タイピー日記は野良猫の保護にあたって「ヤラセ」はないとつねづね主張しており、収益化の停止処分を報告した今回の動画の中でも、
ヤラセってなんでそういう発想に結びつくのかなっていうふうに、逆に疑問に思ってて。そういう発想のほうがヤバいんじゃないかなと思いますけどね。
と、ヤラセ疑惑への怒りをのぞかせています。
サブチャンネル移行で活動継続
収益化停止への対応について、タイピー日記は当面の間、サブチャンネル「タイピーアイランド」(登録者数12万人)での活動に移行する方針を発表。
この日の動画を投稿した時点では収益化こそされていないものの、「また初心に戻ったつもりでイチからやっていこうと思います」と、再出発に前向きな発言も見られました。
動画の最後では視聴者に向けて「視聴者の皆さんにはこちらの都合で別のチャンネルに移動させるのは申し訳ないんですけど、タイピーアイランドを今後ともよろしくお願い致します」と、謝罪とチャンネル移行への協力の呼びかけをおこなっています。
この日の投稿にあわせ、タイピーアイランドでは「キャットタワーの一番上に行きたくてもいけない子猫。」が公開。
投稿場所こそ変わったものの、いつもどおりのタイピー日記の動画の公開に、コメント欄ではファンからの安堵の声が上がっています。
チャンネルBAN処分、現在は復旧済み
収益化停止を報告した動画を投稿した数時間後には、チャンネルが一時BAN処分を受け、動画などが閲覧できない状態にも。
現在は復旧しているものの、チャンネルの今後を不安視させるようなトラブルが相次いでいます。
メインチャンネルが垢バンされました。
皆様心配させてしまい申し訳ないです。
今youtube側に問い合わせているところですが、復旧できるかわかりません。
サブチャンネルを作りましたがその影響もあるかもしれないと聞きました。とりあえず今は様子を見てサブチャンネルを上げていこうと思います。— タイピー日記 (@aYydmbc6owGNNm8) September 10, 2021
収益化停止をYouTubeに問い合わせ
(2021年9月13日追記)
タイピー日記によるYouTube公式への問い合わせから、チャンネルのコンテンツが「刺激の強いコンテンツ」「動物たちの苦痛を不必要に描写または強調するもの」であると判断されたことが、チャンネルをめぐるトラブルの原因であることが判明しました。
公開されたスクリーンショットでは、収益化が停止ではなく、無効化されていることも明らかとなっています。
My channel is healthy but has been suspended from monetization. I want you to check. thank youhttps://t.co/SDf6CkEfFJ pic.twitter.com/Nc8lETFQ9y
— タイピー日記 (@aYydmbc6owGNNm8) September 13, 2021
この問い合わせに対するYouTubeの反応は、事前に送ったメールを確認し、30日後に収益化を再申請するよう誘導するといった非常に淡々とした文章のみ。
事態の解決には、いましばらくの時間を要することになりそうです。









