あの、テレ朝『あのちゃんねる』降板を表明 「嫌いなタレント」騒動めぐり番組側の対応を問題視

5月23日、タレントの「あの」(登録者数55万人)が自身のXを更新し、テレビ朝日系のバラエティー番組『あのちゃんねる』からの降板を表明しました。

5月18日放送回での「嫌いな芸能人」発言が物議を醸し、テレビ朝日が公式に謝罪する事態となった一連の流れを受けたもので、「番組が終わるということになると思います」と、自身の冠番組そのものの終了にも言及しています。

「あのちゃんねる」の概要

あのちゃんねるは、あの初の冠番組として2020年10月にテレビ朝日でスタート。2021年9月に地上波放送をいったん終了したのちもYouTubeでの更新が続けられ、現在は月曜深夜0時15分からの放送に復活、TVerやABEMAでも配信されています。

ゲストを迎えてトークやゲーム企画を展開する深夜バラエティで、あの自身がMCを務めています。

「ベッキーの次に嫌いな芸能人は?」と問われ即答

発端となったのは、5月18日に放送された回でした。「あのサッカー部」と銘打った企画で、ゲストとくじ引きのお題に即答しながらシュートを決めるゲームが行われ、そこで出題されたのが「ベッキーの次に嫌いな芸能人は?」というお題でした。

オズワルド・伊藤俊介からのパスを受けたあのは「鈴木紗理奈!」と叫びながらシュートを試み、再挑戦の末にゴールを決めました。

鈴木紗理奈が「普通にいじめやん」と反論

20日、鈴木紗理奈が自身のインスタグラムのストーリーで反応。タレント名や番組名は伏せたうえで、「私が出てもない番組で嫌いな芸能人の名前は?という質問で普通に鈴木紗理奈、とあるタレントさんに私の名前出されてた」と告白しました。

鈴木はさらに「だいぶ後輩なうえ、そんなにからみもない」「共演してない時に言うとか意味わからんし、それそのまま放送するスタッフも意味わからん」と苦言を呈し、「普通にいじめやん」と心境を綴っています。

タレント名も番組名も明かされてはいなかったものの、ネット上では該当する番組の特定が進み、あのちゃんねるの当該回が問題視される事態となりました。

一方、あのは21日の夜にXを更新。「先に嫌なことされてるとは考えないんだな」と意味深コメントを投稿しました。(その後削除)

テレビ朝日が公式に謝罪

これを受けてテレビ朝日は22日、報道各社にコメントを発表しました。「今回の放送では、番組スタッフの配慮が足りず、鈴木紗理奈様に不快な思いをさせてしまったことについて深く反省しております。あくまでも番組上の企画・演出によるもので、あの様にとっても本意ではない状況を招いてしまいました」と謝罪し、鈴木の所属事務所と「誠意をもってやりとり」している旨を報告しました。

あわせて、番組公式サイトには改めてお詫び文が掲示されました。お詫び文では「番組の不適切な質問および企画上の意図的な演出により、あの様並びに出演者様に不本意な発言を誘導し、かつその発言の精査が不十分なまま放送してしまいました」「この度の責任はすべて番組制作側にあり」と、制作サイドに全責任がある旨を明記しています。23日までに、番組公式XやTVerからは該当の放送内容が削除されました。

あのが番組降板を宣言

そして23日の午後、あのが自身のXに長文を投稿し、改めて自身の立場と今後について明らかにしました。

あのは冒頭で、「あのちゃんねるとは『この表現は嫌です』や『これはゲストの方が大変な思いするからやめてください』など、生意気にも番組を大切に思う気持ちから、自分の見解や意見を強く伝えたり、やり取りを重ねることがこれまで何度もありました」と振り返り、改善されない状況が続いたことから、過去にも「番組を降ろさせてください」と腹を割って話したことがあったと明かしました。

そのうえで、番組側が改善を約束したため様子を見ながら続けてきたとしつつ、「もう続けたくないので番組を降ります。つまり、番組が終わるということになると思います」と明言。自身の降板にとどまらず、冠番組そのものの終了にも言及しました。

今回の経緯についても、「直前まで質問を伏せられ、もちろん特定の名前を出してやろう、など事前に用意できるわけもなく、僕含め出演者全員が変な汗をかきながら場を成立させようと答えました」と当日の状況を打ち明けたうえで、放送後にあのが発言した「僕の発言にもピーかけてくれないとお相手がかわいそうだから」という言葉が、オンエア上ではカットされていたとも訴えました。

「今回お相手を巻き込んでしまったことは申し訳ないです」と鈴木への謝意を示したうえで、「今回のような質問や、暴露系の企画はゲストにも悪いし、僕もやりたくない、やらないでほしいと都度伝えてきましたが、改善される様子が無いので、これ以上はやれないとマネージャーに話していた矢先の今回の件でした」と、降板の意思はかねてマネージャー側にも伝えていたことを説明しました。

最後にあのは、「番組を楽しみにしてくださっていた皆さん、ゲストや関係者の皆さんにはこのような形になってしまいすみませんが、最後まで何卒よろしくお願いします」とファンや関係者に呼びかけて投稿を締めくくっています。