在日ロシア人YouTuber、ウクライナ侵攻受け戦争反対の声を上げる
ロシアのウクライナ侵攻を受け、日本在住のロシア人YouTuberが続々と戦争反対の声を上げています。
ロシア人として「恥ずかしい」
2014年に来日、2019年に東京大学法学部を卒業した「安涼奈/Alyona」(登録者数10万人)は2月27日、「ロシア国民として、皆様にお伝えしたい。」を公開。
いかなる理由でも暴力の行使は許されることじゃありません。(中略)絶対に戦争だけはしてはなりません。私は強くそう思ってます。早く終わってほしいです。もう(朝)起きるのも怖いです。
と戦争反対を訴え、ロシア人として「恥ずかしい」「私たちロシア人はこれを背負わなければなりません」と語ります。
ウクライナ近くの町で生まれ育ち、自身にも「ウクライナの血が混ざっている」という安涼奈。ロシアではウクライナ人を「ウクライナの兄弟たち」と呼ぶそうですが、
私はこれからもウクライナの人々のことを兄弟と呼びたいんですが、もうウクライナの人に合わせる目がないです。本当にないです。
と吐露しました。
安涼奈は、今後は普段の動画投稿をやめ「平和のための動画配信をする」とし、
私はロシア国民です。でも私は戦争には強く反対しています。人が死なないでほしいです。あんな無茶なことはやめてほしいです。そういう気持ちで心がいっぱいです。でもなにもできない自分がいて、すごい悔しくて消えてしまいたいし、人に合わせる目もありません。
と涙ぐみ、締めくくりました。
戦争反対がトレンド1位
「マリアランド」(登録者数9万人)を運営するモスクワ出身のマリアは、25日に「戦争反対」を公開。
ロシアのツイッターで「戦争反対」がトレンド1位になったことに触れ、
侵攻はありえないですね。ありえない解決(策)です。もうどんなに辛くてもどんなに長くても交渉をするべきでした。
ウクライナとロシアで戦ってることになってるこの現実、私は実感してないし、まだまだ受け入れられてないですね、自分の中。
と侵攻は「想像外」「ショック」だと語ります。「ロシア人の1人として平和的な解決を祈っている」としたマリアは、
戦争はいけません。虐殺もいけません。(中略)頭のおかしい人くらい、戦争を望んでるのは。
と戦争反対を訴えました。
このチャンネルでは、「ロシアの誇りをもって」古典文学やクラシック音楽など文化を発信してきたというマリアですが、
大国のロシアの素敵な文化ではなくて、侵国者(ママ)の文化になってしまいました。
とうつむきました。マリアは「これまでのコンテンツを発信すべきではない」と判断し、
少し私に時間をください。そして、いつかまた会いましょう。今までありがとうございました。
と活動休止を表明しています。
「祖国はロシア、ロシア政府は祖国じゃない」
ロシア人YouTuberコンビ「ピロシキーズ」(登録者数20万人)は24日、「【緊急】ウクライナ侵攻、ロシア人としてもう我慢できません。許されないことです。」を公開。
メンバーのブラスは、これまでは「中立的な意見」を述べてきたそうですが、「我慢できない」とのことで
プーチン、それはあかんやろ。(中略)いくらロシア系住民の保護っていっても、そんなことしたらあかんやろ。だって、それしたらさ何でもありやん。
ブラスによると「ロシアの中でも不信感を抱いている人が結構いる」のだとか。自身は日本への帰化の手続きを進めているというブラスは
ロシアがこういうことをやったりすると、僕にとって何のメリットもないよね。ほんで、北方領土もね(日本に)返してほしいのよ早く。返してもらったら日本とロシアも仲良くなって、僕も日本に住むロシア人として、「みんなと仲良くできるわ」(中略)って思えるようになるから。
と侵攻を非難しました。
ブラスは、自身がロシア人ながら侵攻に反対していることから「“決めつけ”によるロシア人への攻撃的発言をやめてほしい」とも訴えています。
ピロシキーズは28日に『スッキリ』(日本テレビ系)にVTR出演し、「これをやったことで私たちは肩身が狭くなって何も誇れるどころか、ロシア人と名乗ることすらちょっと後ろめたい」「ロシアは祖国だけど、ロシア政府は祖国じゃないよということも言いたい」と語っています。









