巨額損失のFX自動売買の“案件”動画を非公開に メグウィンの所属事務所が「お詫び」声明発表

無登録の業者が販売する“FX自動売買システム”を紹介し、視聴者から批判を受けていた「MEGWIN(メグウィン)」(登録者数94万人)の所属事務所「BitStar(ビットスター)」が16日、「お詫びとご報告」とする声明を公表しました。

利用者から損害報告相次ぐ

メグウィンは今年2月、自身のYouTubeチャンネルにて公開した動画の中で、FX自動売買プログラム『Gear System(ギアシステム)』を紹介しました。
自ら用意した100万円を同システムで運用した結果、2週間で約20万円の利益が出たとして、「ちょっと勝ちました」「初心者としては、3万円くらいからどうぞ」と、視聴者に利用を呼び掛けるような発言もおこなっていました。

今月5日から6日には、ギアシステムが多額の損失を出したことに伴い、同システムを利用していた複数のユーザーから残高をほぼすべて失ったとする投稿が相次ぐことに。
システムを紹介したメグウィンに対しても、プロモーションを騙った投資詐欺を疑う声が相次ぎましたが、メグウィンは8日に実施したライブ配信において、自身も750万円の被害を被った被害者であり「詐欺には加担してない」と主張しています。

YouTube動画

メグウィンのYouTubeチャンネルで公開されていたギアシステムに関する一連の動画は、11月16日時点ですべて非公開となっています。

所属事務所が謝罪文公表

メグウィンの所属するBitStarは16日、公式ウェブサイト上にて「当社所属クリエイターのプロモーション案件に関するお詫びとご報告」を公開し、関係者への謝罪の意を表明しました。

この中でBitStarは、ギアシステムのプロモーション案件を実施する上で、事前に「当社として他プロモーション案件と同様に実施している審査を行った」ことを表明。
しかしながら案件を実施したのちに「プロモーションの対象となった商材と連携していたFX取引業者『Trading Forex』が金融庁の無登録業者であることが判明」したため、「当社として本案件に係るプロモーション動画を非公開にいたしました」と、一連の動画削除の経緯を説明しました。

今回の事態をうけ、BitStarは従来の審査体制に加え「エンドクライアントの商材に応じた審査フローを行う体制を強化」すると発表したほか、ギアシステムのプロモーションを依頼した投資家テツに対しては事実確認をおこなっていく方針であることも明らかにしています。

メグウィンは自己責任を主張

こうして動画削除の経緯と今後の方針を説明したBitStarですが、動画をきっかけにギアシステムを利用した視聴者への謝罪などはありませんでした。
メグウィンも8日に実施したライブ配信の中で、視聴者から責任の所在について指摘された際に「責任ってなんだろうね」「全部自己責任なのよ。大人になったら」と、あくまで利用者の自己責任であると主張しています。

なおメグウィンは16日に投稿した動画の中で、本件について独自に調査を進めていくことを発表。
ただし「15日以内にゴールに達成しなかった場合は途中でも辞めさせていただく」「俺が途中で辞めても許してほしい」として、期間内に結果が出なかった場合でも調査は打ち切る方針も明らかにしています。

YouTube動画