YouTubeで「第2次大登録者戦争」が勃発

世界で最も登録者の多いチャンネルの座をめぐる戦い「大登録者戦争」が再び勃発しました。

大登録者戦争とは

2018年~2019年にかけ、当時世界で最も多くの登録者数を持っていた「PewDiePie(ピューディパイ)」と、インドの音楽レーベル「T-Series」が、登録者数世界一の座をめぐって激しい争いを繰り広げました。

それまで長らくトップに君臨していたピューディパイにT-Seriesが迫ると、ピューディパイのファンやYouTuberがさまざまなキャンペーンを実施。その中では、ハッカーが世界中の5万台のプリンターを乗っ取り、「ピューディーパイを支援しよう」というメッセージを印刷させるといった事件が発生するなど、リアル世界にも大きな影響を及ぼしました。2019年3月にニュージーランドで発生したクライストチャーチモスク銃乱射事件では、実行犯がライブ配信を実施し「ピューディーパイに登録しろ」と発言。ピューディーパイが犯人を批判するという出来事も起こりました。

両者は接戦を繰り広げた末、最終的にはT-Seriesがピューディーパイを上回り、世界一となったことで騒動は収束。この戦いは、「Great Subscriber War(大登録者戦争)」とも呼ばれています。

ミスタービーストがT-Seriesを猛追

そして2024年春、第2次大登録者戦争が勃発しました。

今回は、2019年以降登録者1位の座を守っているT-Seriesと、現在「世界一のYouTuber」として知られる「MrBeast(ミスタービースト)」との戦いです。

製作費を4億円以上かけた『リアルイカゲーム』など、大規模で型破りな企画で知られるアメリカのYouTuberミスタービースト。2022年7月に登録者1億人を達成すると、同年11月にピューディーパイを抜いて、個人として世界最多の登録者を持つYouTuberとなりました。

その後も登録者を伸ばし続け、昨年10月には2億人の大台を突破。現在の登録者は2億5900万人で、T-Seriesの2億6500万人まであと600万人に迫っています。

両者の登録者をグラフにしてみると、1年前には1億人近い差があったのを、ミスタービーストが猛追している様子がわかります。

 

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