ゆっくり動画の収益化剥奪は“ゆっくりボイス”が原因か YouTuberがフィードバック呼びかけ
収益化剥奪を報告した「俺の世界史ch」(登録者数22万人)が、視聴者にYouTubeへのフィードバックを呼びかけています。
ゆっくり系歴史チャンネルが収益化剥奪
世界史上の事件や雑学などを解説する“ゆっくり動画”のチャンネルである「俺の世界史ch」は4月21日、YouTubeの収益化が剥奪されたと報告しました。理由は「コンテンツの繰り返し」で、動画が大量生産または自動生成されたものであり、教育的価値を提供していないと判断されたといいます。
俺の世界史chは、2020年5月にも収益化剥奪の処分を受けており、今回が2回目。
収益化が停止されると、広告やメンバーシップ、スーパーチャットなど、YouTubeを通じての収益が一切得られなくなります。
収益化剥奪されるチャンネルが続出
ゆっくり動画とは、音声合成ソフト「AquesTalk」(アクエストーク)をベースとした「ゆっくりMovieMaker」などでつくった、いわゆる“ゆっくりボイス”と、東方projectのキャラクターを組み合わせた動画です。YouTubeでは一定のジャンルとして確立されており、ユーチュラに登録されているだけでも約1500チャンネルあります。
ゆっくり系のチャンネルは、収益化が剥奪されやすいことで知られていますが、この3~4月は特にその報告が相次いでいたようです。
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原因を“ゆっくりボイス”と結論づける
俺の世界史chは、4月26日に「ゆっくりを愛する全ての方たちへ」を公開。YouTubeの“中の人”とのやり取りを踏まえ、ゆっくり動画の収益化剥奪の原因が「AquesTalk」(アクエストーク)にあると結論付けました。
俺の世界史chによると、剥奪されているのは料理やゲーム実況など、さまざまなジャンルに及ぶ上、オリジナルキャラクターを使っている動画でも収益化剥奪の例があるとのこと。そこでいずれにも共通する「AquesTalk」が原因との仮説を立てたようです。
俺の世界史chは、YouTubeの“中の人”とやり取りすることができたといい、「AquesTalkが収益化剥奪の原因なのか」を尋ねたそう。中の人には「一概にお答えできかねてしまいます」とはぐらかされたものの、「機械音声の使用が、繰り返しの多いコンテンツと判断された原因の一つであるかもしれない」との回答も得たとしています。
AquesTalkの使用をやめれば収益化が認められる可能性は高そうですが、「それがなくなったもう、もうそれはこのチャンネルじゃなくなる」と語る俺の世界史ch。そこで、AquesTalkそのものをYouTubeに認めてもらう動きを取ることを決めたようです。
視聴者にフィードバックを呼びかけ
俺の世界史chによると、ゆっくり系動画をめぐっては、業者による動画の粗製乱造や、ゆっくり動画で簡単にお金を稼げることをうたう情報商材などが昨年頃から問題視されているのだとか。
中の人に、これらの問題を認知しているか尋ねたそうですが、回答は「会社として共有された認識はない」というもの。YouTubeは縦割り組織らしく、情報を共有してもらうのも難しいようです。
俺の世界史ch、こうした低品質な動画が増えれば「ゆっくり動画そのものがYouTubeから追放されかねない」と危機感を募らせているようで、唯一の意思表明の方法として、「フィードバックを送信」機能を通じて、ゆっくりへの“愛”を伝えるよう視聴者に呼びかけました。
ゆっくり動画やAquesTalkは決してスパムではなく、無価値でもなく、大量生産されたものではないこと、そしてゆっくり動画を好んで見ていること、無くなってほしくないことなどを記載してくれると嬉しい
俺の世界史chは、目的はYouTube側に理解を深めてもらうことであり、「あくまで平和的に」と念押ししつつ、協力を求めました。
コメント欄では、「ゆっくり動画はもはや新たな文化のひとつよね こんな形で廃れてしまうには余りに惜しいと思う」と共感の声が上がっているほか、フィードバックに協力したとの報告が多数寄せられています。
フィードバックの送信方法は、PCの場合、画面右上の自身のユーザーアカウントのアイコンをクリックし、「フィードバックを送信」から。スマホアプリの場合は、アイコンをタップし「ヘルプとフィードバック」から「フィードバックを送る」で利用可能です。(参考:YouTubeヘルプ)









