UUUM所属のYouTubeチャンネル 平均広告収入は月9万4000円 UUUM決算資料より

4月14日、UUUMが2022年5月期第3四半期の決算を発表しました。

UUUMは「ヒカキン」(登録者数1060万人)や「はじめしゃちょー」(同1010万人)を擁するYouTuber事務所の最大手で、東証グロース市場に上場しています。

決算資料には、所属YouTuberの広告収入や再生回数が記載されていますので、ユーチュラではこれをもとに1再生あたりの広告単価やチャンネルの広告収入を計算しています。

1再生あたりの広告収入は0.293円

今回発表されたのは2022年5月期第3四半期(12~2月)の決算です。3カ月間のYouTubeの広告収入(グーグル・アドセンス)は38億900万円、動画の再生回数は129億8800万回でした。

1再生あたりの広告収入は約0.293円で、前四半期(約0.292円)とほぼ変わらず、前年同期(約0.324円)からは10%程度のダウンです。

なお、再生数にはYouTube Shorts(ショート動画)の再生数を含んでいると思われます。ショート動画は一部しか広告収益が得られないので、通常の動画の広告単価は上記の数値より高いと考えられます。
(関連記事「YouTubeショート、1億ドルのファンド設立。非収益化チャンネルも収益獲得のチャンス」)

また、UUUMは「収益認識に関する会計基準」を変更しており、2022年5月期からアドセンスの売上が総額計上から純額計上に変わっています。本記事で挙げている数値は、新基準適用前のものです。

1チャンネルの平均広告収入は月9万3876円

期末のチャンネル数は1万3525。前四半期の1万3550から25チャンネルの減少です。

昨年、UUUMは「インフルエンサー・ギャラクシー事業」の展開を発表し、専属契約の300組のクリエイターをマネジメント対象から外し、ネットワーク契約に切り替えることを発表しました。これを受けてか、2021年度の第4四半期→2022年度の第1四半期にはチャンネル数は1268チャンネルも減少しましたが、その後は増減は落ち着いているようです。

広告収入と動画再生数をもとに計算すると、1チャンネルあたりの平均月間再生数は32万99回、平均広告収入は月9万3876円となります。アルバイト程度の金額ですが、これは下部組織のような立ち位置の「UUUMネットワーク」(2021年6月の発表では1万3000チャンネル以上)のチャンネルが大半を占めるためだと考えられます。

東海オンエア」(登録者数638万人)の場合、2022年3月の再生数は約1億8700万回(メインチャンネル)でしたので、1再生0.293円を当てはめると広告収入は5479万円となります。