YouTubeショート、1億ドルのファンド設立。
非収益化チャンネルも収益獲得のチャンス
YouTubeが、今年7月に開始した短尺動画サービス「YouTube ショート」に関して、1億ドル規模の「YouTube ショート ファンド」を設立しました。
ショート動画投稿者に収益化のチャンス
YouTube ショート ファンドは、「毎月数千名」のショート動画投稿者に、「YouTube ショート ボーナス」として、月100ドル~1万ドルの報酬を支払うと発表しました。
通常は、YouTubeの動画で広告収入を得ようとする場合、YouTubeが設定している条件(チャンネル登録者数1000人以上、1年以内の総再生時間4000時間以上など)を満たしたユーザーのみが応募できる『YouTubeパートナープログラム』に参加している必要があります。
しかし今回のファンドは、ショート動画の投稿者であれば、誰でも受け取る資格があるとのことです。
なお、YouTube以外のSNSから転載された動画や、別アプリのロゴが含まれている動画はファンドの対象外となるようです。
これはおそらく短尺動画SNS・TikTokを意識した条件であると考えられます。
ちなみにTikTokは昨年7月に、アメリカのクリエイター向けに2億ドルのファンドを設立し収入のサポートをすると発表していました。(参考:ITmedia NEWS)
これまでYouTube ショートは、従来の動画と違い、YouTubeパートナープログラムの参加者でも収益化することができませんでした。
今回の発表は、「アトム法律事務所」(登録者数47万人)や「薬学生トレーニーsakura」(同23万人)など、最近ショート動画で再生回数を大きく伸ばしているチャンネルにとっては嬉しいニュースだといえます。
短尺動画のトレンド
今年7月には、アメリカ・イギリスにおいて、TikTokの月の利用時間がYouTubeを上回ったという調査結果が出た(参考:Yahoo!ニュース)ように、世界では短尺動画がトレンドのようです。
昨今の日本でも、YouTuberの動画の一部をピックアップし、テロップを挿入するなどして見やすく編集した短尺動画・通称“切り抜き”がムーブメントとなっています。
匿名掲示板「2ちゃんねる」の創設者「ひろゆき」(登録者数114万人)は、切り抜き動画を解禁したことで昨年秋ごろから自身のチャンネルの登録者数・再生数が急増。今年6月には登録者数100万人を突破しました。
ひろゆきによると、“ひろゆき切り抜き動画”の月間再生回数は3億回を突破しているとのこと。
このひろゆきの試みの成功を受けてか、他のYouTuberも切り抜きを解禁する流れがさかんになっています。
7月29日には大手YouTuber事務所・UUUMも、“切り抜き”動画を許可する「二次創作ライセンス許諾プログラム」の取り組みの開始を発表しています。
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