父親にも動員命令 サワヤンが母国ウクライナへの思いを語る

ロシアのウクライナ侵攻を受け、ウクライナ人YouTuberの「サワヤン」(登録者数110万人)が祖国への思いを連日YouTubeやツイッターで発信しています。

YouTube動画

動画で危機感あらわに

兄・サワは、1月25日に投稿した動画でウクライナの情勢について語っていました。
ロシアがウクライナの国境付近における軍備を強化し、侵攻の懸念が強まる中、サワは「いよいよ戦争が始まる」と危機感をあらわに。

ウクライナでは一般市民の手にも武器が渡った上で軍事訓練がおこなわれていることにも触れ、「皆さん信じられますか?」「そんなことが今普通に起こってるんです」と視聴者に訴えかけていました。サワは、父親や叔父家族が現在ウクライナで暮らしていることも明かしています。

その後、2月24日にはロシアがウクライナへの軍事侵攻に踏み切ることに。サワの懸念が現実となりました。

父親も戦争に参加することに

サワは25日に投稿した動画で、父親が戦争に参加することになったと報告。「“辛い”どころの騒ぎではない」「言葉が見当たらない」と心情を吐露しました。
24日にウクライナ政府は国民総動員令を発令。18~60歳の男性市民の動員を決めたと報道されており、サワヤンの父親もこれに該当したようです。

サワはいつものように『マリオカート』をプレイしつつ、「父親の無事を祈って、一生懸命、僕は僕なりにできることをやっていきます」「現状を少しでも多くの人に知ってもらいたい」と語り、ウクライナへの寄付を呼びかけました。

テレビの取材にも応じる

サワヤンは、テレビ局の取材に応じる様子も動画で公開しています。取材は、侵攻が始まった24日におこなわれたようです。
現在、サワヤンの母親は日本で暮らしていますが、父親はウクライナの首都キエフにいるとのこと。ウクライナの現状について「常に心配」「本当にもどかしい」と吐露します。

父親とは毎日連絡を取り合っているといい、今月中旬にはすでに「ウクライナ全土の武器店で最後の銃弾まで全て売り切れた」と、一般市民が戦いに備えていることを知らされていたようです。
日本に移住した後も、何度かウクライナを訪れているサワ。ウクライナ人は「愛国心が強い」といい、本来戦争を望んでいなくても「国を愛してるからこそ戦うっていう思いがみんな強いと思います」と語りました。

サワによれば、ウクライナ国内ではロシアの指導者や国策に対する不満はあるものの、ロシアという国そのものを嫌う人はそう多くないといいます。
ヤンはロシアにも友人がいるといい、現在も連絡を取り合う仲なのだそう。「あっち(ロシア)も平和を望んでいますし、こっち(ウクライナ)も平和を望んでるんで(中略)根本的な意識の部分は多分同じだと思う」と語りました。

取材を終えた後も、2人は深刻な表情を崩さないまま

こうやって発信できることが、俺らとしても1つのやりがい

せっかくこんなに大勢の人に見てもらってるわけだから(中略)僕らの動画を見て、少しでも(ウクライナ情勢に)関心を持ってくれれば

とコメント。同日にはYouTubeにテロップのみの動画も投稿し、

日本の皆様にとって はるか遠い国にもかかわらず たくさんのご支援、温かいお言葉 本当に感謝しきれません

と視聴者に感謝を伝えました。