東海オンエアに「殺害予告」で炎上したそろばんチャンピオンにインタビュー

東海オンエア、そろばんを全否定

2018年12月13日に「東海オンエア」(登録者数410万人)が公開した「【発明】もうこの世界に必要ない『そろばん』に新しい仕事を与えよう!」という動画。

この動画は、そろばんを「この世にいらない」ものとして、別の用途を考えるという企画でした。
そろばんをバラバラに分解してオモチャにしたことや、「そろばんはチンカス」「そろばんが僕たちに謝ったほうがいい」などと、そろばんをバカにする発言したことから、そろばん経験者を中心とした視聴者から批判的な意見が寄せられ、プチ炎上しました。
 

「殺害予告」で炎上したそろばんチャンピオン

そんな中、この動画に対して特に激昂したのが、「そろばんグランプリジャパン」という全国大会で日本一の経験を持つ「クレイジー吉本」(登録者数260人)。東海オンエアに対し、Twitterで「殺すぞ」と発言。
これが「殺害予告」とされ、吉本さん自身も炎上する騒ぎに。
(関連記事「東海オンエア そろばん全否定で、そろばんチャンピオン大激怒」)

そこで当サイトは、クレイジー吉本さんに独自取材。
炎上から1カ月経った1月10日、当時の心境や訴えたかったことを吉本さんに語っていただきました。

 

クレイジー吉本さん プロフィール


クレイジー吉本
1992年石川県生まれ。
珠算十段、暗算十段、フラッシュ暗算日本一(そろばんグランプリジャパン2016、2018フラッシュ暗算部門優勝)、NSC39期生、現在自身のそろばん教室の開塾を準備中。

 

幼少期から暗算の才能で注目される

神戸大学卒業で、元吉本芸人、そろばん日本チャンピオンという異色の肩書を持つ吉本さん。

実家はお寺ですが、そろばん教室も営んでいたため、吉本さんも幼い頃からそろばんを習い、中学生のときには“暗算の天才”としてテレビ出演も果たしました。
吉本さんが得意とするのは「フラッシュ暗算」という競技で、2016年と2018年に「そろばんグランプリジャパン フラッシュ暗算部門」でチャンピオンになっています。

2018年の夏まで、吉本さんは全国展開しているそろばん教室で正社員として働いていましたが、実はその会社とトラブルを抱えていました。

全国にチェーン展開しているそろばん教室で、4000~5000人の生徒がいました。
それなのに10段を取れている生徒は一人もいないんです。

 

そろばん未経験者が指導していたそろばん教室

教室のレベルは低く、その原因は指導者にあったと吉本さんは語ります。

教室の中には、そろばん未経験者が指導しているところもありました。
講師陣に1級のテストを受けてもらったら、15人ぐらい不合格。中には0点という答案もありました。

そこで吉本さんは、会社に改善を求めます。

0点を取って開き直っているような講師に生徒を預ける保護者が不憫ですし、技術研修を確実に行った上で採用条件に満たない講師はクビにするべきだと会社に訴えました。
しかし、全国各地に教室をオープンし続けるがゆえに講師の採用が間に合わず、そろばん未経験の本部の人間が講師と偽って教室に入ることも常態化する一方で、改善した事項は一つもありませんでした。

改善を求めても何も変わらないと憤った吉本さんは、会社を退職し、YouTube上に告発動画を公開。
しかし、会社からは配達証明郵便で「名誉毀損と営業妨害にあたる」と訴えられ、動画の削除を求められてしまったそうです。

東海オンエアの動画が公開されたのは、そんな出来事があったちょうどその頃でした。
尊敬するそろばん業界の先輩と食事をして帰宅した吉本さんは、たまたまその動画を目にします。

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