外国人が日本を称賛する捏造動画、実態は売却目当ての「量産ビジネス」 人気YouTuberが明かす

ゲーム紹介系YouTuber「キャベツの人」(登録者数41万人)が、Xで拡散されている“外国人が日本を称賛する動画”の裏話を明かしました。

ウィル・スミスが日本を称賛する動画

12月20日、あるXユーザーがハリウッド俳優ウィル・スミスに関する動画を投稿しました。

内容は、2022年3月のアカデミー賞授賞式で“平手打ち事件”を起こしたウィル・スミスが、世界中から批判を受ける中で「日本人だけが俺を理解してくれた」「俺の行動を家族思いの形と捉えてくれたんだ。ありがとう」と言って日本を称賛するというもの。

映像には感動的なBGMが重ねられ、ウィル・スミスの声は日本語で吹き替えられていました。このポストには、現在までに約3000件のリポストと3.4万件のいいねが付けられています。

しかし、動画の内容については「本当に言っていますか?」「これ適当な動画に都合のいい日本語当てただけだよね。実際に英語で話してる動画みつからないし」と疑問の声も上がっています。

21日、時事ニュース系YouTuberの「プク太」(登録者数8.1万人)は投稿を引用し、

もうこの『日本人だけがわかってくれた創作シリーズ』駆逐されろ

この動画はビンタ事件以前のものだったはずです

とポスト。動画は捏造だと批判しました。

ユーチュラで調べたところ、YouTube上でウィル・スミスの同じ映像が見つかりました。内容はエディ・マーフィーやウェズリー・スナイプスとスタジオで偶然遭遇したエピソードなどを語っているというもので、公開されたのは平手打ち事件の2年前の2020年1月。一方、ウィル・スミスが平手打ち事件に関して日本人に感謝を述べたという情報は見つかりませんでした。

YouTube動画

「ただの量産ビジネス」と批判

プク太の投稿を受け、ゲーム紹介系YouTuberの「キャベツの人」は23日に自身のXを更新。

私、実際に日本称賛動画を作り続けている人に会ったことありまして。適当な海外の俳優や一般人の映像を使い、音声はミュートして、内容と無関係な日本称賛内容を作り上げ チャンネルの数字が出たら、そのままチャンネル売却。

と明かし、

海外の反応でも文化理解でもなく、ただの量産ビジネス
日本を褒めているようで、実際には日本を一番安っぽくしている

と批判しました。

YouTubeなどでは、今回の動画に限らず、外国人が日本の凄さについて語る動画が数多く投稿されています。キャベツの人の投稿には「やってることが土地転がしと一緒やん…」「ひでぇ… でもネット不慣れな人は騙されて洗脳されちゃうんだよな」「実際再生数取れるしそりゃ辞めないわなあれ見て喜ぶ情けない日本人が悪い」「人間褒められると騙されやすいのかもね、反省します」との批判や、反省の声が集まっています。