ゲーム紹介系YouTuber、ゲームメディアの偏向報道に物申す 「もはやテレビのマスコミレベルに腐りかけている」

11月15日、ゲーム紹介系YouTuber「キャベツの人」(登録者数37万人)がYouTubeチャンネルを更新。偏向報道をするゲームメディアに物申しました。

ゲーム評価に関する偏った報道

冒頭、キャベツは「この動画上げるか迷った。なぜかというと私に対する案件なくなるかもしれんから。そういうとこまで突っ込む動画になってます」と前置きし、「ここ最近のゲームメディア、偏向報道が多い、ちょっと偏りすぎなんじゃないか」と切り出します。

キャベツが言及したのは、海外のゲームメディアIGNについてです。IGNは、北米でスタートした月間2億3800万人が利用する世界最大級のゲーム・エンタメ情報サイトです。

先日IGNは、『ドラゴンエイジ:ヴェールガード』というゲームに発売前評価として10点中9点という高い評価をつけました。しかし、その評価をした人物は性自認を男性・女性の枠組みに当てはめたくないというノンバイナリージェンダーの考えの持ち主だといい、ゲームの評価もジェンダー問題に関することで高得点となったとのこと。このレビューには各界隈から批判が集まったそうで、キャベツ自身も、本当に公平に評価できているのかと疑います。

さらに、このゲームが発売された後にIGNは、手のひらを返したようにそのゲームに関する否定的な記事を投稿。ライターは高評価を付けた人物とは別の人物でした。ゲームの売上に影響する発売前評価では高い数値を付け、発売後に影響が少なくなったところで否定的な記事を公開するというIGNのやり方に、キャベツは

例えば私のチャンネルで、最初酷評していたゲームを後から「これいいっすよ」って言うたら、叩かれるでしょ。それと一緒なんですよ。
ただ私の場合ただのYouTuberでゲームの売上にそこまで、そこまでというか影響すること皆無ですけど、メディアは大いにありますよね。売上に直接つながる評価を出しているわけ。なのにもかかわらずそれを無視して後で否定的なレビューを上げるってひどすぎる。
(中略)
ゲーム業界を良くするために良いこと悪いこと分け隔てなく報道する、ちゃんと評価するためにあるはずのゲームメディアも、もはやテレビのマスコミレベルに腐りかけている。

と、物申しました。

偏向報道の原因はスポンサーと思想の偏り?

キャベツは、ゲームメディアの偏向報道の原因の一つは、スポンサーの存在とメディアごとの思想の偏りであると考察します。

ゲームメディアにとってのスポンサーとは、お金を払ってPR記事を書いてもらうゲーム会社だそう。YouTuberの企業案件のように、ゲームメディアもお金をらっている以上、ゲームの良い部分を強調した記事を投稿するようになるとキャベツは語ります。また、特定の会社のゲームばかり紹介するといった傾向がメディアごとに存在しているとのこと。このような事例はテレビ局でも見られるというキャベツですが、制作者の存在感が希薄なテレビとは異なり、ゲームメディアはライター個々人の思想によって影響を受けやすくなっていると語ります。

キャベツは、ゲームメディアの多様性の重要性についても考えを述べます。IGNはすでに傘下に多くのメディアを抱えていますが、来年にはさらに多くのメディアを買収する予定とのこと。これについてキャベツは、メディアの数が少なくなると思想の偏りが顕著に表れ、公平な評価ができなくなると語りました。

ステマを提案してくる案件がたくさんだと暴露

ゲーム会社は、メディアにお金を渡して発売前にゲームの記事を書いてもらうよう依頼しますが、その際にはPR記事であることを明記しなければなりません。

しかし、記事の中には、お金をもらっているのにPR記事だと明記していないものがたくさんあるそうです。これはYouTubeの企業案件も同じだと語るキャベツ。キャベツのもとにはゲーム会社から「PRであることを伏せて紹介しろ」という要望が数多く来ると明かしました。

こうしたステルスマーケティングは日本の企業ではなく、海外のゲーム企業が要求してくるとのこと。キャベツはこうした案件をすべて断っているそうです。また、キャベツがとPRと明記して紹介しているゲームについて、別のYouTuberがその表記をせずに紹介している場合もよくあると明かしました。

キャベツは、ゲームメディアの偏向報道や、ステルスマーケティングが横行することで

大衆も表に出てくる情報を鵜呑みにしてしまい、本来評価されるべき、あるいは本来悪質なものも自由に情報操作される可能性が出てくる。(中略)
一部のメディアは明らかに忖度じみた評価を下すことがある。このような情報に惑わされると本当にもったいない。

とと語ります。「最近思ってたことはだいぶ言えたっすね」と、すっきりした様子のキャベツは視聴者に

最近のゲームメディアさん、報道の偏り方がえげつないので、みなさん気になってるゲームとか、「発売前にメディアに酷評されてる、だからもう買わんとこと」とかよりは、自分で情報を調べて評価することが一番大事かなって。
これはゲームだけではなく、ネットで流れてる情報すべてに言える。
(中略)
情報一つに左右されずに、自分の目で確かめるということを日常化するのが大事。

と、訴えかけました。

コメント欄では「メディアが偏った報道をしてるのは今に始まった事じゃないけど、ここ近年は本当に酷い」「メディアがメディアしてないのホント異常だよね」といった、偏向報道をするメディアを批判する声が多く寄せられています。

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