YouTuber、公式フリー音源を使用したにもかかわらず著作権侵害の申し立てを受ける

5月30日、生き物系YouTuberの「ちーとん。」(登録者数18万人)が、YouTubeの公式フリー音源を使用して動画を制作したところ、著作権侵害を申し立てられたことを明かしました。

フリー音源に対して第三者から著作権侵害の申し立てを受ける

ちーとんは、虫や魚、雑草など自然に生息する生きものを捕獲し、調理する動画を投稿している生きもの系YouTuber。同じく生き物系YouTuberである「ホモサピ」(登録者数180万人)などとも親交があります。

そんなちーとんは5月30日にXで、自身の動画に著作権侵害の申し立てがあったことを報告。YouTubeが公式に提供しているオーディオライブラリからダウンロードしたフリー音源にもかかわらず、「色々噂のある団体」から「BigginerというAKB48の楽曲が使用されている」との申告があったとしています。

ちーとんは速やかに異議申し立てをしたそうですが、この判断にYouTubeは介入していないらしく、却下されてしまったのだとか。現在は申立人に動画の利益を譲渡する状態になっているといい、「もちろん相手にそんな権利など無い」と徹底抗戦する意向を見せます。

「再審査請求」をしようとしたものの、自身と同様のケースで再審査請求をして却下され動画を削除されたり警告を受けた人たちがちらほらいることが発覚。ちなみにYouTubeでは、一定期間以内に3度の違反警告を受けるとチャンネルがBAN(停止)され、YouTubeから永久追放状態となります。この仕組みは野球に例えて「スリーストライク制」とも呼ばれます。

そうした事態に陥らないために、「チャットサポートから全ての経緯と上述のあり得ない事案が起きていることを伝えました」とするちーとん。チャットサポートでは対応できないため、しばらく返答を待つ状態となっているとしています。ちーとんは「AI判断ではなく人間による確認で申立が却下されることを期待しています」「もしこのフローで無事に事が済めば同じ状況になった人は再審査請求ではなくチャットサポートが正解となる可能性が強くなります」と自身の思いを綴るとともに、「まぁこういった事案が明るみに出てサポートが適切な対応を重ねることでより良い環境が出来上がっていくことでしょう」と今後への期待も示しています。

これまでにも多くのYouTuberが被害に

今回のように、フリー音源の使用で第三者から著作権侵害の申し立てを受けたというトラブルはこれまでにも何度も発生しています。

2022年8月には「トミック」(同211万人)がフリー音源の使用で著作権侵害の申し立てを受けたことを報告。2023年1月には、フリー音源『魔王魂』の使用に対し、無関係の団体から著作権侵害の申し立てがおこなわれたことが話題になりました。

こうした問題は数年前から報告されていますが、解決には至っていない様子。ちーとんのポストを受け、生き物系YouTuberの「おーちゃんねる」(同171万人)は31日にXで、「そろそろYouTube様は楽曲の著作権待ってない変な団体が著作権侵害の申立をしてくる問題を何とかしてほしいせめて自社が提供してる楽曲のケツは持ってくれよ」と、苦言を呈しています。