TBSが『SEKIRO』の実況動画に著作権侵害の申し立て 原因は「コンテンツID」の誤操作

YouTubeに投稿された人気ゲーム『SEKIRO』の実況動画に対し、TBSから著作権侵害の申し立てがおこなわれるという騒動が起きました。

他の投稿者から不満の声

5月23日、ゲーム実況者の「トシゾー」(登録者数17万人)がツイッターを更新。自身がSEKIROをプレイした動画に対し、TBSから著作権侵害の申し立てを受けたと明かしました。トシゾーは、「1週間前に宇内梨沙アナの配信で流れたSEKIROのムービーの著作権をなぜかTBSが主張して横取りって」と綴り、TBSの担当者に向け「わざわざこっちが異議申し立てしないとダメなことですか?」と訴えました。

トシゾー以外にも国内外の複数の実況者が同様の申し立てを受けたとみられ、実況者の「Nitro」(同9600人)は「なめやがって・・・お前の著作物じゃないだろクソがよ」と怒りの声を上げています。

制作スタッフの誤操作だった

5月17日、TBSの「宇内梨沙アナウンサー」(同8万人)は、自身のYouTubeチャンネルで『SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE』の生配信を実施。このアーカイブ動画が持つ著作権を侵害したとして、複数の配信者の動画に申し立てがおこなわれていたようです。

24日の深夜、宇内はツイッターを更新し、著作権の申し立ては設定の誤操作が原因だったと明かし、

メーカーのフロムソフトウェアはじめ、動画投稿者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ありません。

と謝罪しました。

騒動の真相は、「コンテンツID」を「有効」にした結果、同じゲーム映像が含まれている他の動画に著作権の申し立てが送信されたということでした。コンテンツIDとは、著作権を管理するためにYouTubeが提供しているシステムで、著作権所有者は自身のコンテンツと一致する動画が投稿された場合、動画を閲覧できないよう制限したり、動画の収益を折半するなどの措置を取れるようになっています。

トラブル続出のコンテンツID

コンテンツIDをめぐっては、これまで何度もトラブルが報告されています。2020年には、お笑いコンビのサンドウィッチマンがフリー音源を使った動画で今回と同様のトラブルを起こしています。それ以外にも、本来の著作権所有者とは無関係の第三者が著作権を主張するケースも何度もあります。

昨年8月、「トミック」(同189万人)はフリー音源の使用で著作権侵害の申し立てを受けたことを報告。今年1月には『魔王魂』で知られる「森田交一」(同22万人)が、自身の作曲したフリー音源に対し、無関係の第三者から著作権侵害の申し立てがおこなわれていると注意喚起しました。今月には今回も声を上げたトシゾーが、“詐欺団体”から申し立てを受けたことを報告しています。

こうした問題が続出していることを受けてか、上述のNitro-は「TBSが悪いんじゃなくてContent IDが超ガバガバ制度なのが普通に良く無いと思うよ」とツイートしています。