私人逮捕のせいで鉄道系YouTuberに危機 JR東日本が営利目的での撮影禁止を表明
JR東日本が収益目的の撮影禁止の姿勢を示したことで、ネット上では鉄道系YouTuberの存続を危ぶむ声が寄せられています。
私人逮捕YouTuber、駅での撮影に迷惑行為との指摘
最近YouTubeでは、“自警団系”と呼ばれるYouTuberが痴漢や盗撮といった犯罪行為を見つけて私人逮捕する様子を多数投稿しています。視聴者からは、犯罪撲滅や抑止に効果的として称賛もある一方で、営利目的であるとの批判や、過剰な制圧行動の違法性を指摘する声もあり、賛否両論となっています。
動画は駅構内や車内で撮影されいるものが多く、私人逮捕騒動によって列車の運行に遅延が生じたことも。周りの人を巻き込んでけがをさせるリスクもあります。「ガッツch」(登録者数26万人)が先月28日に公開した「【階段から転落】忍者のような身体能力と不屈の精神を兼ね備える痴漢に実力行使した」(現在は非公開)では、逃げ出した男性が階段から転げ落ちるシーンがあり、幸い下に人がいなかったものの、大きな批判を集めました。
こうした中、「弁護士ドットコムニュース」がJR東日本に取材を実施。今月10日に回答を公開しました。
JR東日本、収益目的の撮影禁止の姿勢を示す
JR東日本は「私人逮捕系YouTuber」の活動的について、「周囲のお客さまに危険が及ぶ行為など、駅や車内の秩序を乱す行為はおやめいただきたく存じます」とコメント。「プライバシーに関わるほか、お客さま同士のトラブルにも繋がる」として、映り込みによる肖像権やプライバシーの侵害も懸念しているようです。
さらに動画の撮影やYouTubeへの投稿については、
当社が行うものでもないため社内でルールは定めておりませんが、収益性のある動画共有サイトへの投稿など個人の営利活動における弊社保有施設内での各種撮影はご遠慮いただいております
として、個人の営利目的の撮影を禁止する姿勢を明かしました。なお法人については「内容によりご相談をお受けすることが可能」としています。
この回答に、ネット上では「リスクを考慮すれば至極真っ当な対応」「流石に営業妨害レベルになってるので禁止せざるを得ない」といった肯定的な声のほか、「ルール守ってる人がほとんどなのに」「普通に可哀想」など「とばっちり」だと訴える声が上がりました。また「JRで旅行系YouTuber大変だ」「旅系動画も無くなってしまうのかな」と、鉄道系や旅系YouTuberへの心配の声も寄せられました。
スーツがコメントを発表「今後も今までどおり」
こうした状況を受けて、11日に旅行・鉄道系YouTuberの「スーツ」(登録者数103万人)がコメントを発表。
私人逮捕系YouTuberの関係でスーツもJRの敷地内で動画を撮影できなくなったのか?と質問を多数頂いています。これは今後も今までどおり続けていく予定です
として、変わらず動画投稿を続けていく方針を示しました。
スーツは「どの部署と僕がどんな関係を持っているかはお話しするべきでないと思うのですが」としつつ、「一定のコミュニケーションは存在しています」とJR各社との繋がりがあることを明かしており、「今のところ僕は私人逮捕YouTuberの件で何も聞いていないので、今後何か変わるかもしれませんが」「JR各社の利益を第一に考え誠実に対応していきたい」としています。
スーツの投稿に、ファンからは「ホッとしました」「ルールを守って撮る分には大丈夫でしょ」「案件貰ってますし、スーツさんは大丈夫でしょうね」など安心の声が広がっています。
私人逮捕系YouTuberの関係でスーツもJRの敷地内で動画を撮影できなくなったのか?と質問を多数頂いています。これは今後も今までどおり続けていく予定です。
JR各社どの部署と僕がどんな関係を持っているかはお話しするべきでないと思うのですが、一定のコミュニケーションは存在しています。— スーツ旅行 (現在いる場所は秘密にしているので、目撃した方はご協力ください。) (@usiuna7991) November 10, 2023









