刑務所系VTuber・懲役太郎が“自警団系”YouTuberに私見

9月6日、「懲役太郎」(登録者数45万人)が「自警団YouTuberの動画を見た障害者当事者の意見についてお話します」と題する動画を公開しました。

“自警団系”YouTuberに警告「黄色信号」

懲役太郎とは「前科3犯、893番、懲役太郎です」という挨拶で知られる“刑務所系”VTuberで、犯罪や裁判、刑務所内での様子などをテーマに活動しています。

“自警団系”YouTuberとは、痴漢や盗撮といった犯罪行為を見つけ、私人逮捕する様子を投稿しているYouTuberのこと。最近YouTubeではこういった動画が多数投稿されており、再生回数が100万回を超えるものもあるなど、人気を集めています。自警団YouTuberに対しては称賛の声も多い一方で、営利目的であるとの批判や、過剰な制圧行動の違法性を指摘する声もあり、賛否両論となっています。

今月3日、懲役太郎は自身のチャンネルで自警団YouTuberに言及。犯罪の抑止効果がある一方、体を羽交い絞めにするといった“逮捕”がされていることで「必ず問題が起こるということがわかっている」「黄色信号がついてるよ」と警告していました。

私人逮捕に賛否両論の声

この動画を受けて、懲役太郎のもとに「小学生くらいの知能しかないと」名乗る男性からメールが寄せられたそう。この男性は、自警団系YouTuberに逮捕され、猛反発の末「無敵の人」扱いされる人を見ると、自身が支援学校で出会った人たちを思い出すのだといいます。

男性は、自警団YouTuberに逮捕された「有名な変態」とされる人物が、「自分の行動を詳細に記したノート」を持っていたことが気に留まったそう。支援学校では、自身の行動を日報につけることを習慣づけられるため、男性は、逮捕された人物も支援学校出身ではないかと思ったようです。逮捕された人物は、モザイクなしで素顔を公開されていました。

懲役太郎は、「こういうこと(障がい者)の角度で語られたこと、私も気づかなかって」とコメント。自警団系YouTuberを糾弾するつもりはないとしつつ、こういった意見も耳に届いてほしいと語りました。

懲役太郎自身も再犯刑務所内で、精神疾患や知的障がいのためか、「まともに喋れる感じではない」人をたくさん見てきたとのだとか。障がいがあれば犯罪が許されるわけではないとしながらも、「(こういった人たちの)扱い方を学んでいかなきゃいけない」としました。

コメント欄では「加害者側にどんな理由があるか想像するのは大事」「私人逮捕系は収益化対象外にしてほしい」といった声がある一方で、「知的障害者からストーカー行為や嫌がらせの被害を受けた身からすれば寄り添うことはできません」「障害者だから許したれ、の代弁みたいで何か怖いです」といった声もあり、賛否両論となっています。

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