上智大などが閉鎖へ。「恒心教」が爆破予告に至る経緯

2020年11月10日、上智大学が爆破予告を受けたとし、11日の午後からキャンパスを閉鎖すると発表しました。
同日、横浜国立大学も爆破予告を受けたと発表しました。
(参考:上智大学横浜国立大学

犯人は「恒心教」を名乗る

犯人についてFNNプライムオンラインは、

いずれの爆破予告も、「恒心教(こうしんきょう)」という架空の団体を名乗っていたという。
FNNプライムオンライン

と報じています。

恒心教とは、“ネットに強い弁護士”として知られる「唐澤貴洋」(登録者数7万人)をからかうことを目的として作られたネット上の集団です。
詳細は関連記事参照

“一般男性脱糞シリーズ”が発端

今回の爆破予告事件は、「鈴木ゆゆうた」(登録者数141万人)と恒心教との間のトラブルに端を発します。

ゆゆうたは、2017年6月“一般男性脱糞シリーズ”を弾き語る動画を投稿し、大ヒット。
これは後にゆゆうたの代名詞的存在になります。

ところがこの曲の歌詞は、もともと唐沢弁護士をからかった2ちゃんねるの書き込み。
恒心教徒は、これがゆゆうたの曲として広まっていくことを面白く思わなかったようで、

曲の使用をやめるか、使用するなら同時に唐沢弁護士の正しい情報を合わせて発信すること

とゆゆうたに迫りました。

恒心教がゆゆうたに嫌がらせ

ゆゆうたはこの要求を無視。
激怒した恒心教徒は、ゆゆうたや、彼に関係した人物の個人情報をネットに晒すなどの行為に及びます。

これを受け、ゆゆうたは恒心教に謝罪、今後“一般男性シリーズ”を歌わないことを約束し、過去動画を削除しました。(関連記事

しかし、恒心教はゆゆうたの対応が不十分として、攻撃継続を宣言。
ゆゆうたの住むマンションの住人や、周辺の病院や交番などにゆゆうた名義でサソリや金魚、包丁を送りつけるといった嫌がらせをおこないました。(関連記事

6月には大手広告代理店・電通や、東京都内の学校に対し「スズキユユウタ」を名乗る人物から爆破予告が送られたと報道されました。(関連記事

11月には、ゆゆうたを騙り爆破予告を送った犯人が逮捕されました。
犯人は大阪大学の大学院生で、恒心教を名乗っていたことが判明。
同様の被害が東京都内だけで130件にも及んでいたとも報道されました。
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犯人逮捕で一件落着かと思ったのも束の間、今回の爆破予告で、事態がまだ収束していないことが明らかとなりました。

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