伊藤穰一・千葉工大学長、エプスタイン文書の「Japan/dogs」疑惑に飼い犬写真で”匂わせ弁明” 「見苦しすぎる」と批判

千葉工業大学学長の「伊藤穰一」(登録者数7万人)が、米司法省が公開したエプスタイン関連文書に関する声明をXで発表。さらにその翌日、文書中の「Japan/dogs」という表現についてペットの犬を匂わせる投稿を行い、疑惑をかえって深める事態となっています。

エプスタイン文書に名前が8000回以上登場

1月30日、米国司法省はジェフリー・エプスタイン元被告に関する約350万ページにおよぶ捜査資料を新たに公開しました。この膨大な文書のなかに、元MITメディアラボ所長で現千葉工業大学学長である伊藤穰一の名前が8000回以上登場していたことが判明し、日本国内でも大きな波紋を呼んでいます。

とりわけ注目を集めたのが、2013年9月25日に伊藤からエプスタイン宛に送信されたメールです。件名は「Japan/dogs」。本文には

Japan/dogsの件を確認しています

リードと私はいつ島へ行けるかも検討中です

もし今年は日本が難しいなら教えてください。犬の件でプランBを始めます

といった記述があり、「dogs」が何を指す言葉なのかが大きな論点となっていました。

声明を発表するも核心には触れず

こうした報道の過熱を受け、伊藤は3月3日、自身のウェブサイトおよびXにて声明を発表しました。声明ではMITメディアラボ所長時代にエプスタインからの寄付を受け入れた経緯について、MIT上級管理職の承認を得ていたと説明し、「恐ろしい行為を目撃したり、その証拠を認識したりしたことは一度もありませんでした」と主張。さらに、2020年に公表された第三者調査報告書(Goodwin Procter報告書)を根拠に、法律や規則への違反はなかったと訴えました。あわせて、デジタル庁などの政府アドバイザー職を3月31日付で退任することも表明しています。

しかしこの声明は、2019年のMITメディアラボ所長辞任時の説明をほぼ踏襲しており、新たに公開された文書で明らかになった具体的な事実関係に向き合っていないとの指摘が相次いでいます。

具体的には、

  • 「Japan/dogs」とは何だったのか
  • エプスタインが所有するリトル・セント・ジェームズ島(通称エプスタイン島)を訪問したのか
  • エプスタインのプライベートジェットに複数回搭乗した記録について
  • 2013年から2019年にかけて交わされた膨大なメールについて
  • エプスタインがMITメディアラボに52万5000ドル寄付し、伊藤の個人投資ファンドに120万ドルを投資したとされることについて
  • エプスタインの恋人カリーナ・シュリアクの東京観光をアテンドした記録について
  • デジタルガレージやNHKなどを含むエプスタインの東京ビジネスツアーの訪問スケジュールの存在について

これらはいずれも声明では一切触れられていません。

そのため伊藤の声明に対しては、「都合のいい部分だけ切り取るのは教育者としてどうなのか」「未成年者への性的虐待や人身売買に関与し2度逮捕されたエプスタインが何の見返りもなく寄付していたとは思えません」「性犯罪や人身売買の罪が確定して服役した後もずっと交流してきた人間の釈明がこれとは」「記者会見をするなどしてさまざまな疑問に直接答えてほしい」といった声が相次ぎました。

犬の写真を添え”匂わせ投稿”

声明への反響が広がるなか、伊藤は3月4日にXに2つ目の投稿を行いました。その内容は

ちなみに、飛行機を怖がっていたBoとPookie(Japan/dogs)の移動プランBとして、友人のLoicさんが飛行機を操縦して日本からアメリカまで送ってくれました。@loic その節はありがとう!

というもので、犬とみられる動物の写真3枚が添えられていました。

この投稿は、声明で触れなかった「Japan/dogs」について、自身のペットの犬のことであると”匂わせる”意図があるとみられます。メール原文中の「プランB」という文言と、投稿で使われた「移動プランB」という表現が対応しており、エプスタインに送ったメールの内容が愛犬の渡米手配に関するものだったと暗に主張する形です。

 

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