すしらーめんりく、マイクラの“溶岩チキン”を5カ月かけて再現 「もうこれ映画だろ」「待つ価値があった」

5月15日、「すしらーめん《りく》」(登録者数1000万人)が「1000℃の溶岩でチキンを焼ける装置を作ってみた【リアルマイクラ】」と題する動画を投稿しました。

映画『マインクラフト/ザ・ムービー』でも話題を呼んだ“溶岩チキン”を現実世界で再現しようと、約5か月をかけて巨大な調理装置の再現制作に挑んだ一部始終を公開しています。

「リアルマイクラ」に挑むすしらーめんりく

すしらーめんりくは、奇想天外な装置作りや体当たりの実験動画で知られるYouTuberです。「無駄なことを全力で行う」を信条に、動画を投稿しており、2023年12月には廃校となった小学校を購入したことを報告。「爆立マウンテンソーセージ学校」と命名し、新居兼巨大実験場として大がかりな企画を展開しています。

今回題材となった“溶岩チキン”は、2025年に公開された実写映画『マインクラフト/ザ・ムービー』に登場するユニークな調理法です。劇中ではジャック・ブラック演じるスティーブが、ニワトリの上から溶岩を流し込む装置を披露しながら「La la la lava! Ch ch ch chicken!」(日本語吹替版は山寺宏一による「よよよ溶岩〜♪ ちちちチキン〜♪」)と陽気に歌い上げ、この“La la la lava!”のフレーズは世界中でミーム化しました。

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りくは、ゲームさながらの装置作りに現実で挑む「リアルマイクラ」として、その溶岩チキンの再現に乗り出しました。

溶岩を一から自作する装置づくり

動画は、氷点下の屋外で“家”を建てるところから始まります。その家を改造して、溶岩で一気にチキンを焼く「マグマお料理部屋」を作り上げました。この装置を組み上げるだけで1カ月を費やしました。

最大の難関となったのは、溶岩そのものを用意することでした。ガラスの中に溶岩を閉じ込めても割れない、というゲームならではの非現実的な状況を成立させるため、りくは「熱くない溶岩」を目指して試行錯誤。約800℃で溶ける低融点のガラスに目をつけ、これを大量に溶かして溶岩に見立てた液体を作り出す作戦に挑戦しました。約30kgのガラスを溶かす溶解炉を自作したものの、重さが約300kg近くになり、運搬のために中古のフォークリフトや高所作業車まで導入する事態となりました。

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「全焼」に溶岩漏れ、4度のテイクを重ねる

続いて、装置の上部でガラスを溶かそうとしますが、最大火力でも溶けきらず、炉を改良してようやく溶解に成功します。ところが1回目の挑戦では流し込んだ溶岩が漏れ出し、家が炎上。画面には「全焼」の赤い文字が大きく映し出され、失敗に終わってしまいました。

2回目はチキンの目前で溶岩が固まってしまい、加熱が不十分なまま終了。温度を下げすぎたことが原因と分析したりくは、3回目で出力を最大に戻したものの、今度は溶岩が勢いよく流れすぎて再び失敗に終わります。溶岩をちょうど良い温度と温度を探る作業が冬から春へ季節が移り替わるまで続きました。

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800時間をかけ4度目で完成

4回目の挑戦で、ついに装置の上部から溶岩が滝のように流れ落ち、チキンを焼き上げることに成功しました。動画では、撮影期間が2025年11月20日から2026年4月24日までの約5カ月、作業時間は800時間、撮影データは8テラバイト、使用カメラは17台にのぼったことが明かされています。あわせて、家が壊れた回数は4回、シートで雨から家を守った数は22回、寒すぎて使用したカイロの数は2箱、一番の敵は天気といったユニークな記録の数々も紹介されました。

この動画には、「半年待つ価値があった」「もうこれ映画だろ」「こんなにわくわくする動画作れるのすしりくだけだと思う」といった声が寄せられています。

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