溝口勇児、AI動画クリエイター育成スクールの立ち上げを発表 「おれ自身がCEOとして、直接コミットします」

5月15日、格闘技イベント「BreakingDown」などで知られる連続起業家・「溝口勇児」が、AI動画クリエイターを育成するスクール「CREATOR’ZZ(クリエイターズ)」を立ち上げたことをXで発表しました。あわせて、自身がCEOを務め、運営に直接携わることも明らかにしています。

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「動画業界の構造そのものを変える」

溝口勇児が率いるWEIN/BACKSTAGE Groupは、「BreakingDown」をはじめ、経済エンターテインメント番組「REAL VALUE」、報道メディア「NoBorder」、キャバ嬢オーディション番組「LAST CALL」などをYouTubeで展開する事業グループです。溝口によると、グループでは毎月数億円規模を投じながら、ショート動画から広告、リッチコンテンツまで幅広い映像を制作し続けているといいます。

そして今回打ち出したのが、AIを活用した動画制作の担い手を育てる構想です。投稿の冒頭で

AI動画編集は、この先の動画業界の構造そのものを変えると思ってる

と切り出した溝口は、1年前から本格的にAI動画制作へ力を入れ、今ではほぼ全てのプロジェクトで社内のAIクリエイターを起用していると説明しました。

一方で、かねてより課題に感じていたのが人材の不足だといいます。溝口は

作りたい映像や実現したいアイデアはたくさんあるのにAIクリエイターが圧倒的に足りてない

と現状を語り、さらに自社がAI動画制作に長けていることから社外からの依頼も急増していると明かしました。

こうした状況を受け、これまで社内だけで蓄積してきたAIクリエイター育成のノウハウを、外部に向けても正式に公開することを決めたとしています。それが「CREATOR’ZZ」です。

自らCEOに就任、「直接コミットする」

溝口はこれまで、「ヴァンビ」(登録者数209万人)が代表を務める「HERO’ZZ」では、会長としてグループ全体を見る立場を取ってきたと振り返ったうえで、「今回のCREATOR’ZZはおれ自身がCEOとして、直接コミットします」と明言しました。

その理由について、溝口は「それくらい、AIクリエイターの領域には大きな可能性を感じてる」と説明。CREATOR’ZZから

1000人、5000人、1万人と、本物のAIクリエイターが生まれていった先に、一緒にやりたいことが山ほどある

と展望を語り、それを形にできる人材が今の日本にはまだ足りていないとの危機感もにじませました。

未経験から最短3カ月、CONTORNO監修で実案件にも

「CREATOR’ZZ」は、未経験からでも最短3カ月で企業案件に対応できる映像クリエイターを育てることを掲げており、スクール自体は5月1日にすでに開校しています。

映像部門の監修を担うのは、グループ会社で3DCG・VFX制作を手掛ける映像制作会社のCONTORNO(コントルノ)です。デジタルハリウッド大学で講師を務めるメンバーやAI技術者、動画制作チームが在籍しており、こうした顔ぶれに加えて、現役で結果を出しているAIクリエイターが実践ベースで直接指導にあたるといいます。

さらに溝口は、受講生一人ひとりに専属マネージャーが付く点も挙げ、「ライザップのように専属マネージャーも付けるから途中で挫折させない」と説明。学んで終わりにせず、BreakingDownやLAST CALL、NoBorder、REAL VALUEといった実際のプロジェクトにも受講生を加えていく方針で、

結局、人は現場でしか本当には成長しないから

とその狙いを語りました。動画編集の未経験者だけでなく経験者についても、これからの時代に本気で勝つにはAIの活用が避けて通れないとの考えを示しています。

AIで生成したPV映像も公開 「2026年はAIクリエイティブ学年」

投稿には、CREATOR’ZZのPVもあわせて公開されました。冒頭では「今から流す映像はすべてAIです」「あなたも最短3カ月で作れるようになります」というナレーションとともに、AIで生成された映像が次々と映し出されていきます。

「2026年は、AIクリエイティブ学年です」「君は新時代の創造主になれる」と呼びかけ、「さあ、世界を作ろう」という言葉で締めくくられました。

溝口は投稿の最後に

AIで時代が変わるなら、変化に怯える側じゃなく、変化を作る側に回った方が絶対におもしろい

とコメントし、「本気で人生変えたい人はCREATOR’ZZでお待ちしています」と参加を呼びかけました。

なお、受講料については溝口は明記していません。CREATOR’ZZのウェブサイトでは、初月の授業料は「1円」と記載されてはいるものの、それ以降の授業料や入会金、教材費などの金額は記載されていません。

初月1円という価格設定についても、「よくある質問」のコーナーで「条件を満たす制度の活用で実質負担を抑えられるケースがあります」と説明されていることから、全員が1円というわけではない様子。

受講料全般に関しては、LINEを通じて案内される無料相談会で説明が行われるようです。