高市首相の全面否定で大炎上 溝口勇児の「サナエトークン」騒動まとめ

高市首相は本当に無関係なのか

高市首相は「全く存じ上げません」と全面否定しましたが、この説明に疑問を投げかける事実が浮上しています。

「【公認】チームサナエが日本を変える」アカウントが運営に関わる「Veanas号」は、2024年の自民党総裁選で高市氏を応援するために全国47都道府県を巡ったキャラバンカーです。高市氏自身、2024年9月のXで「自民党奈良2区青年局の皆様、いつも応援して頂き、有難うございます」「思いもよらないアイデアを出した上、長距離運転をし続けてくれた青年局メンバー達、嬉しくて涙が出ますよ」とVeanas号への感謝を投稿しています。さらに、自身のYouTubeチャンネル「高市早苗チャンネル」(登録者数87万人)でも昨年10月に「Veanas号を通じてたくさんの声をお寄せいただき、心から感謝申し上げます」と感謝動画を公開しています。

YouTube動画

つまり、高市氏はVeanas号の活動を認識し、公に感謝を表明していた関係にあります。そのVeanas号を運営する「チームサナエ」のアカウントがSANAE TOKENを宣伝したにもかかわらず、「全く存じ上げません」という説明は成り立つのか──という疑問です。

さらに決定的な事実があります。Veanas号の公式グッズ販売を行う「Veanas合同会社」(法人番号3150003003783、代表:亀岡宏和=自民党奈良2区青年局長)の登記上の本店所在地は「奈良県大和郡山市筒井町940-1」。これは、高市早苗氏が支部長を務める自由民主党奈良県第二選挙区支部事務所の住所と完全に一致しています。

2ちゃんねる創設者の「ひろゆき」(登録者数163万人)はXでこの住所の一致を指摘し、「高市早苗氏の事務所住所に出入りしてる人が関わっている『SANAE TOKEN』に、『私の事務所側も知らされておりません』というのは、なかなかの主張です」「これが真実だとしたら、高市早苗首相の管理能力やセキュリティ能力が低すぎる」と疑問を呈しています。

高市氏側が本当にトークンの存在を知らなかったのか、それとも「チームサナエ」の暴走を止められなかったのか。いずれにしても、首相の事務所と同一住所の法人が関わるアカウントがトークンを宣伝していた事実は、「全く無関係」という説明との間に大きな疑問を残します。

突如浮上した「株式会社neu」

3月3日午前1時29分、これまで騒動の表舞台に出ていなかった人物がXで声明を出しました。株式会社neuのCEO・松井健氏です。

松井氏は立ち上げたばかりのアカウントの初投稿で、「SANAE TOKENのトークンの設計・発行に関する一切の業務は株式会社neuが主体となって行い、その責任を負っている」と説明。「NoBorderは趣旨に賛同したものの、トークンの設計・発行・運営に関する詳細はすべて株式会社neuに一任していた」と述べました。

つまり、溝口のNoBorderは「看板」を貸した形で、トークンの技術的な中身は別会社が作っていたことになります。しかし、溝口自身がXやREAL VALUEで積極的にトークンを宣伝し、「高市さんサイドとコミュニケーションを取っている」と発言していた事実は変わりません。

neuの公式サイトには「BreakingDown・REAL VALUEの制作チームと、日本最大級のメタバース運営チームとタッグを組み、『合同会社NoBorderDAO』を設立」と記載されており、neuがNoBorderDAOの設立に関与していたことは確認できます。

溝口は松井氏の投稿をリポストしており、その後の自身のポストでは「みんな意見ありがとう。おれたちの至らないところがわかってきました。もう少し整理した後にご報告します」と続けています。

溝口勇児とは何者か──BreakingDown、NoBorder、REAL VALUE、そしてLASTCALL

溝口勇児(1984年生まれ、東京都足立区出身)は、「連続起業家」を名乗り、YouTube界隈で複数の大型チャンネルに関わる人物です。

高校在学中の17歳からトレーナーとして活動を始め、2012年にヘルスケアスタートアップ「FiNC Technologies」を創業。総額150億円超の資金調達を行いましたが、2020年3月末に代表を退任しています。

2021年4月に株式会社BACKSTAGEを創業し、「朝倉未来」(登録者数約352万人)が代表を務める格闘技イベント「BreakingDown」のCOOに就任。BreakingDownの公式チャンネル(同28万人)の運営にも関わっています。

2025年7月には報道会社をM&Aで取得し、社名を「NoBorder」に変更。「NoBorder / 溝口勇児」(同58万人)チャンネルとして、政治・社会のタブーに切り込む番組を配信しています。

さらに、堀江貴文・三崎優太と共同で経営エンターテイメント番組「REAL VALUE」を始動。2026年1月にはキャバ嬢オーディション番組「LASTCALL」(同26万人)を開始し、わずか1カ月半で登録者数20万人を突破しました。

法人登記情報から、溝口のグループ企業の構図が確認できます。

株式会社BACKSTAGE(法人番号6010401154207)、株式会社NoBorder(同9010401190579)、合同会社NoBorderDAO(同1010403035475)の3法人は、いずれも東京都港区芝2丁目2番12号5階に所在しています。BACKSTAGEとNoBorderの代表者は溝口勇児です。

一方、トークンの設計・発行を担ったとされる株式会社neu(同2010401171131)は、港区六本木4丁目5番3号という別の住所にある別法人です。溝口グループとneuの資本関係は、公開情報からは確認できません。

 

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