狂犬病予防注射動画で人気のYouTubeチャンネル、“切り抜き”をやめるよう呼びかけ

映像制作会社「とやまソフトセンター」(登録者数29万人)が12月15日、同社のYouTube動画の「切り抜き」をやめるよう呼びかけました。

狂犬病予防注射会場のドタバタ劇

とやまソフトセンターは富山県にある映像制作会社で、YouTubeでは4チャンネルを運営。登録者29万人のメインチャンネルでは、犬や猫などの動画を主に投稿しています。中でも人気なのが「狂犬病予防注射会場のドタバタ劇」シリーズ。注射を嫌がる犬たちの個性的な反応と、それを見守る飼い主の様子をユーモラスに捉えたドキュメンタリーで、数百万再生を何本も出しています。

YouTube動画

12月10日、Xのある一般ユーザーがこの動画について「犬が注射を打ちに来るだけの動画なんだけどずっと見てられる。ナレーションが最高」などと紹介。「めっちゃ分かります⋯!」「一日の疲れが全部吹っ飛ぶ」といった声が寄せられ、表示回数は約6600万回を記録しました。

切り抜きを控えるよう呼びかけ

とやまソフトセンターは12月15日、YouTubeの投稿欄を更新し、「多くの方に動画をご視聴いただきとても嬉しい」としつつ、飼い主からは「他のSNSアカウントで公開されること」について許諾を得ていないとして、動画の転載や切り抜き投稿を控えるよう求めました。

切り抜きは投稿者本人でなければ管理できず、悪意のない投稿であっても多くの目に触れることで、言われのない誹謗中傷のコメントが付く可能性があるとも説明。そうした反応を飼い主が目にしたときの心情にも触れ、すでに切り抜きを投稿している場合は削除してほしいと呼びかけました。

また同社は、コンテンツ制作は飼い主との信頼関係の上に成り立っているとし、動画に寄せられたコメントを飼い主も読んでいることを伝えました。投稿内では、過去に撮影した犬について飼い主から寄せられたコメントも紹介し、動画が「生きていた頃の証」として受け止められていること、撮影や反響への感謝が伝えられていることを示しました。

同社は、「ほとんどが『このシーンいいよね』と悪意なく動画を切り抜いて投稿されるのだと思います」と推察しつつ、一部だけが切り取られると「背後にある飼い主さんの思いや、喜び・悲しみ、感謝といった、察することができない微妙な事情が伝わらず、ときには誹謗中庸されることがあります(原文ママ)」とコメント。「飼い主さんのご厚意を無にしたくありませんので、切り抜きはされないよう、よろしくお願い申し上げます」と呼びかけました。

同日、同社はXでもこの旨を投稿。投稿後約2時間で1万件以上リポストされるなど、大きな反響を呼んでいます。