「インターネット、限界だと思う」 元バーチャルYouTuber四天王・のじゃロリおじさんが危機感

かつて“バーチャルYouTuber四天王”と称された「のじゃロリおじさん」(登録者数18万人)がXに投稿した「インターネット、限界だと思う」というポストが反響を呼んでいます。

かつての“バーチャルYouTuber四天王”

「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」こと「のじゃロリおじさん」は、個人VTuberとして2017年に活動を始めたクリエイター・ねこますが扮するキャラクターで、金髪ツインテールにケモ耳幼女という外見と、中身は「おじさん」というギャップで人気を集めました。

いわゆる「バ美肉」──男性が女性アバターに“美少女受肉”して活動するスタイルのパイオニア的存在で、黎明期のVTuberシーンを牽引した「バーチャルYouTuber四天王」の一角として数えられてきました。2018年以降は、バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさんとしての活動はしていません。

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インターネット、限界だと思う

そんなのじゃロリおじさんが、11月30日に自身のXに「インターネット、限界だと思う」という一文から始まるポストを行いました。

のじゃロリおじさんは、現在のSNS環境について「疲労と傷無き闘争を繰り返すことでインプレッションを伸ばしている」とし、プラットフォームのシステム自体に悪意はないものの、表示回数を最適化した結果として、利用者同士が「自然とバトロアをする場に収束するんだと思う」と分析。怒りや闘争には本来、肉体的な限界があるはずなのに、スマートフォン越しのやりとりでは疲労を伴わない形で怒りを噴出し続けられてしまう、と指摘しました。

さらに「インターネット全体が『怒るキッカケを含むもの』に解釈も意図もクソもなく『禁止』の時代に差し掛かってる」という危機感も示しています。

この投稿は12月1日時点で表示回数200万回、リポストも4000件を超えるなど、議論を呼ぶきっかけとなりました。

SNSは怒りを増幅させる構造なのか

この発言に対しては、現在のSNSが「怒り」を増幅し、拡散させる構造になっているのではないかという共感の声が相次いでいます。

あるユーザーは、駅のホームで「〇〇を滅ぼしてやる」と叫ぶ人がいれば周囲からは無視され、場合によっては制止されるのに、SNS上では同じような怒号が「いいねや金銭がもらえてしまう」と指摘しました。

また別のユーザーは、アルゴリズムが「他人に無遠慮に絡む人」に有利になるよう最適化されすぎており、「人と適切な距離取れる人らが割食ってる」とコメントしました。このままでは、エンターテインメントを提供する側の人間が離脱し、場がつまらなくなっていくとしたうえで、「それに気付いて最適化する対象を変えるか、このまま過疎っていくかの二択」と問題提起しています。

一方で、最近バズった料理系YouTuberのリュウジの「『リュウジ、信じてるぞ』シリーズ」が、いわゆる「インターネット怒らせ屋」と比べて桁違いのインプレッションを記録していたと指摘するユーザーもいました。誰も傷つけず、多くの人が素直に共感できるエピソードの方が、「無害で誰もが共感できる話のほうが、バトロアに比べはるかに広い話題性を提供することができる」ことを、インターネットにおける“希望”として言及しています。