パクリ告発のYouTuber、ジョーブログらに和解の条件を提示

11月22日、交通や土木事業の解説系YouTuber「もへじ」(登録者数25万人)が「【今回の告発に関して】」と題した動画を投稿。自身が告発したパクリ疑惑について、「お互いが納得できる所で落としどころをつくる」ことを提案し、条件を提示しました。

ジョーブログら人気YouTuberをパクリ告発

もへじは11月19日に公開した動画で、「登録者10万から50万、果ては200万を超えるYouTuberに動画の内容やサムネの構図が丸パクりされている」と複数からのパクリ被害を告発します。

自身が動画を作る際には、国会図書館や各地の図書館で、戦前から、場合によっては江戸時代の文献まで調べたり、役所の担当者に問い合わせたりするなどかなりの労力をかけているというもへじ。しかしさまざまなYouTuberにあたかも自分で調べたかのように話され、なかにはデマを混ぜたり、もへじをブロックして抗議のコメントが表示されないようにする人もいるとしました。

もへじは、「ジョーブログ」(同217万人)、「あかでみっくモーターカレッジ」(同53万人)、「ゆっくり鉄道博物館」(同13万人)といったチャンネルをパクリ疑惑で名指しして非難しました。

(関連記事「YouTuber、ジョーブログら人気YouTuberからのパクリ被害を告発」)

その後告発されたチャンネルからは、反論動画を投稿したり、動画を削除したりといった対応があり、もへじはそれらを踏まえて今回の動画で落としどころの提案をします。冒頭でもへじは、

まず本件に関して、パクりという強い表現をもって動画などで非難し、無関係な多くの方を巻き込んでしまい大変申し訳ありませんでした。本心としてはお互いが納得できるところで落としどころを作り、誰も望んでいない争いをやめようと思っています。

と視聴者に対して謝罪しています。

動画の限定公開に「強い不快感」、和解に3つの条件

ゆっくり鉄道博物館からは本件にかかわる動画の全削除という形で対応があったと報告。もへじは、「私が求めているのは動画の削除だけですなので今後ゆっくり鉄道博物館さんへの問い合わせはやめてください」と視聴者に求めました。

ジョーブログに関して、もへじは和解の話をする前にどうしても言いたいことがあるといいます。

ジョーブログはサブチャンネルに投稿した動画の中で、もへじの動画を参考にしたことを認めて謝罪しましたが、同時に「企画はパクられてなんぼやと思う。パクられたらラッキーやと思ったほうがいい」とコメントしていました。もへじはこの言葉に対して、「それはあくまでもジョーブログさんから見た意見であり、本件について私は幸せだと感じていません。ひどく傷つきました」と反論しています。

また、ジョーブログが動画を削除せず限定公開にしていることについても、もへじは「私は強い不快感を覚えました」とコメントし、和解の条件として、

1. 現在限定公開の動画、そして今後使用する場合は、私のチャンネル名、動画名、URLを概要欄に記載してください。
2. 本件に関する全ての意見コミュニティ投稿などは全て11月24日金曜日深夜0時までに全部消すことを約束してください。※動画も含みます。
3. お互いのチャンネルを批判する視聴者のコメントは全て今後即刻削除する。これも約束してください。

と提示しました。

あかでみっくモーターカレッジ(以下AMC)に関しても、もへじは和解の提案をする前に意見を表明します。「もともと私が求めていたのは動画の削除、これのみです」と話し、一部の動画をメンバー限定公開にした対応を「不誠実だ」と批判しました。

AMCは反論動画で「自分たちの動画は合法である」と主張していましたが、もへじは「著作権や各種法律については基本的に私は指摘していません。つまり参考とする方への配慮はないのか、これを問い質したかったのです」と再反論し、ジョーブログへのものと同じ和解の条件を提示しました。

(関連記事「“パクリ”と名指しされた人気YouTuber、『法律上としてはオッケー』と反論」)

この動画のコメント欄では、

もへじさんの凄いのは、デジタルデータではない情報を発掘し、ネッットの海に放流したこととおもう。
発掘に対してもっともっと敬意があって良いよね。

もへじさんの深い調査に基づく動画は他に代えがたいもので、もっともっと広がってほしいと思います。なので、学術論文と同じように、参考にされた方には積極的に参考文献として列挙してほしいしですね。

もへじさんが納得される解決がされればいち視聴者としては何も望みません
これからも動画投稿楽しみにしているので頑張って下さい

といったコメントが寄せられています。

YouTube動画