YouTuberの街頭チャレンジで“世界一辛いラム酒”を飲んだ青年が救急搬送される―メキシコ

メキシコの人気YouTuberが、街頭チャレンジで一般人に“世界一辛いラム酒”を飲ませる企画を実施。これに挑戦した若者が救急搬送される事態となりました。

世界一辛い唐辛子を3カ月漬け込んだラム酒

Hot Spanish」(登録者数580万人)の名で知られるRoberto González Mansoは、お金と引き換えに一般人に街頭チャレンジをしてもらう動画で人気のメキシコのインフルエンサーです。

Robertoは今回、2000ペソ(約1万3800円)と引き換えに、世界一辛いラム酒を飲んでもらう企画を実施しました。挑戦してもらうのは、世界一辛い唐辛子といわれる「キャロライナ・リーパー」を3カ月漬け込んだラム酒「The World’s Hottest Shot」。日本語訳だと「世界で最も辛い1杯」というどストレートな名前のお酒です。販売元であるイギリスのWiltshire Chilli Farmのサイトで、

この製品は非常に辛く、皮膚や口の炎症を引き起こす可能性があります。(中略)心臓、呼吸器系または消化器系の状態、またはその他の深刻な病気がある場合は、お召し上がりにならないでください。(Wiltshire Chilli Farm

と警告されているほどの商品です。このお酒はメキシコでは禁止されていて入手できないらしく、Robertoはわざわざ弟に飛行機代を払ってアメリカまで買いに行かせたそうです。

ちなみにキャロライナ・リーパーには日本のYouTuberも何人かが挑戦しており、「エスポワール・トライブ」(登録者数130万人)のガチヤマは大さじ1杯ぶんを食べて救急搬送されています。

ラム酒を飲んだ青年が救急搬送

1月15日、Robertoはたまたま通りかかった若い男性に、「この激辛ラム酒を飲んだら2000ペソあげるから挑戦しないか」と持ち掛けます。

一瞬迷った様子でしたが、お金に釣られたのでしょう、青年はチャレンジを決意。承諾書にサインをして、コップに入れた小瓶ひと瓶分を一気に飲み干しました。

ところ飲んだ直後から、様子がおかしくなる青年。目は潤み、お腹をさすって頭を抱えます。周りに集まっていた人から牛乳パックをもらって飲み、なんとか落ち着くのを待ちますが、症状はどんどん悪化。Robertoが爆笑する中、青年はとうとう座り込んでしまいました。

@hotspanishmx Se fue muy feliz con este reto #fyp #parati #challenge ♬ original sound – HotSpanish

補償がついてチャレンジ金が10倍に!

そこへ偶然通りかかった警官から救急に行きたいかと尋ねられ、青年は救急車で病院へ搬送されることに。

一部メディアでは、Robertoと弟が警察に逮捕されたと報じられましたが、Robertoによると、病院の外で警官と一緒に待っていただけて、逮捕はされていないとのこと。

4時間後、胃洗浄を受けて回復した青年が出てきて、「飲んだときは、本当に悪夢でした」と世界一辛いラム酒の恐ろしさを語りました。Robertoは青年の治療費を払い、さらに彼に補償としてその場で20万ペソ(約13万8000円)を渡しました。思わぬ大金を掴んだ青年は、Robertoとハグを交わすと「Robertoはいつも自分に寄り添ってくれた」と感謝の気持ちを述べています。