バイク系YouTuberが自殺試みた過去を告白 日本一周旅の末に命を絶ったバイクライダーに触れ

10月7日、「二宮祥平ホワイトベース」(登録者数42万人)が「またバイク旅の末に自ら命を絶った人がいます」を公開しました。

命を絶とうとした過去を告白

二宮祥平は、オートバイ店を経営する傍ら、レビュー動画などを投稿しているバイク系YouTuberです。「バイク旅の末に自ら命を絶った人」とは、日本一周を終えた直後に自ら命を絶った22歳の男性を指します。男性は旅の記録をツイッターで投稿しており、その最後を自らの死で終えたことに、ツイッターでは大きな衝撃が走りました。

現在43歳の二宮は、腕にある無数の傷を見せ「まぁ、死に損なって今に至るわけですね」と命を絶とうとした過去を告白します。二宮は男性が命を絶ったのは「尊重すべきではないんだけど、彼の持てる自由を最大限使った結果」とコメント。その上で「どう考えても良いことじゃないんですよ」「美しいことでもない。その瞬間輝くことでもない」「ズバリ言ってしまえば、馬鹿なことをしたな」と自身の考えを述べました。

しかし「それは自分自身が死に損なって生き残ってここにいるから言えるんです」と続け、「僕が恐れているのは、自ら命を絶つことが美化されてしまうのではないかということ」「自ら命を絶った人に対して、すごく美化した内容の尾ひれ背びれが付いてしまう」ことだといい、後に続く人が出てこないかを危惧しているそうです。

幸せや感動を得られる手段を

男性は死の直前のツイートで「注意欠陥・多動性障害」(ADHD)の診断書の写真を投稿しており、SNSでは、生きづらさが死の背景にあったのではないかという憶測も上がっています。

二宮は「幸せや感動」は「人を生かすべき栄養分」だとしつつ、「それを得られる手段っていうのは人それぞれ」といい、「それに対して貪欲であり続けられるかどうか、頑張れるかどうか、休めるかどうか、周りにどれだけ自分を認めてくれる人を作れるかどうか」だと語ります。

「彼の辿った末路を美しく感じてしまったり、憧れてしまった人は、今しか見えてないんだと思います」と述べ、「このまま長く生きていても何もない」と思う人には「そんなことは本当にない」と説きます。

自身の経験から「引っ越しするだけでも大きく変わる」と語る二宮。自身は、実の親も含めいろいろな人から、「変わっている」「おかしい」「普通は違う」「常識がない」「思いやりがない」などと言われきたそうです。ところが海外に行くと、誰もが二宮を「普通だ」「当然だ」「俺もそうだ」と肯定してくれたのだとか。

二宮は「自分の考えはグローバルなもの」と思えるようになり、何を言われても何も感じなくなったそうです。このような経験をせずに命を絶ってしまうことがどれだけもったいないか、と訴えます。

暗闇に吸い込まれそうになった

二宮は、過去に自身が飛び降りそうになったことも打ち明けます。その時、飛び降りる気はなかったものの、高いところから下の暗闇を見ているうちに吸い込まれそうになったといいます。幸い後ろを人が通り、何か恥ずかしいところを見られたような気分になったため事なきを得たそうですが、その経験から高いところにはいかないことを勧めます。

どうしても高いところに行って心を落ち着かせたいときは、昼間に行くべきで、「明るい景色は心を洗ってくれると思いますけども、暗くて高いところっていうのは深淵に吸い込まれていってしまう」と語りました。

二宮は「死んでしまった人にかける言葉はない。生きている人たちに向けて話をさせてもらいました」「美化されることではないし、周りが悲しむとか親が悲しむとかそういうことは言わないです」「頑張れと言わない。戦え、我慢しろ」と動画を締めくくっています。

コメント欄では「動画拝見いたしました 辛いけど戦う事、我慢する事、という言葉が心に残りました」「二宮さんの、悲しい結末がこれ以上広がらないように、という切実な思いが1人でも多くに伝わりますように」「二宮さんの今までの事、語ってくれて嬉しいです。色んな動画を拝見して二宮さんの感性、考え方が素敵だなと感じていました。今回の動画は本当に心に響きました。ありがとうございました。」など、二宮の心からの言葉に感動する人が多く見られました。

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