動画1本で報酬は100~200万円 人気YouTuber、中国発の激安通販サイト「Temu」の案件事情を明かす

10月26日、ガジェット系YouTuber「たこまる」(登録者数47万人)が「『120万円でTEMUの良いところだけ言ってください』という案件を断って自腹で商品買ってディスる動画」と題した動画を公開。中国発の激安通販サイト「Temu」からのPR案件について明かすとともに、自腹で購入した商品のレビューをおこないました。

案件報酬は1本100万円~200万円

たこまるは、PCデスク周りなどのゲーミングデバイスを軸に、ガジェットのレビュー動画を投稿しているYouTuberです。

Temuとは、驚くほど低価格な商品や割引額が非常に大きいクーポンで有名な中国発のショッピングモール型通販サイトで、2023年7月に日本での展開をスタートしました。YouTube上では多くのYouTuberがTemuの商品レビュー動画を投稿しています。

たこまるの元には、TemuのPR案件依頼が代理店を通してこれまで5~6回来たといい、その報酬は、8分程度の動画を1本撮るだけで100万円~200万円と高額だったそう。しかし、たこまるは「全部断ってこの動画撮ってます」と明かします。

たこまるによると、Temuの運営会社は、とあるアプリを通じてユーザーの通話履歴や写真データなどを不正に取得していた疑惑があるとのこと。Temuに関しても、クレジットカードを登録した翌日から不正利用の被害に遭ったという報告が多数あり、アメリカ政府もTemuの安全性について警告しています。

PR動画の依頼にあたっては、「ネガティブな発言は一切しないでください」「中国の会社が運営していることは言わないでください」といった条件があったそうで、たこまるは

そんな信用ないとこの案件ちょっと受けれないでしょ。(中略)
いい会社ほど、「正直にレビューしてください」「たこまるさんの思った通りの発信をしてください」と最近言っていただけるところが最近本当に増えた。

と、Temuの案件を断った理由を説明しました。

実際に商品を購入してみることに

「ヤバそうなんですけど、実際使ってみないと分からない」と言うたこまるは、Temuのサイトで実際に商品を購入することに。

サイトを閲覧したたこまるは、459円と格安のワイヤレスイヤホンや、有名なゲーミングデバイスメーカー「Razer」の商品を装った格安の商品に不信感を抱きます。ほとんど全ての商品の評価が星4以上であることに気付いたたこまるは「そんなことあるのかな?」「決めつけはよくないけど、絶対レビュー操作してるだろ」とさらに不信感を強めました。極めつけには、Razer公式からは出ていない商品が「Razer商品」として販売されていることが判明。たこまるは「確実にコピー品ですね」と視聴者に購入しないよう注意喚起します。

たこまるは、商品を13点購入しましたが、アプリはダウンロードせず、さらにはクレジットカードではなくPayPalを用いて決済しました。合計金額は、通常4万410円のところ、約3万円割り引かれて1万1168円となっていました。

 

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