不眠で250時間連続配信 YouTuberの危険なチャレンジ、ガイドライン違反で強制終了

オーストラリアの19歳のYouTuberが12日間連続で寝ずに生配信していたところ、YouTubeがチャンネルを一時閉鎖するという措置をとりました。

250時間以上眠らずに配信

19歳のオーストラリア人YouTuber「Norme」(登録者数121万人)は、8月1日、不眠のギネス記録更新を目指すチャレンジをスタートしました。

Normeが目指すのは、1964年にアメリカのランディ・ガードナーが打ち立てた11日間(264時間24分)の記録です。Normeは12日間(288時間)起き続けることを目標にし、眠りそうになったときには、彼の兄が水をかけたり、優しく叩いたりして目覚めさせました。

ちなみに、ギネスブックは安全上の理由から不眠の世界記録の認定をやめており、ガードナーの記録はその後何度も破られています。1986年にはロバート・マクドナルドが453時間(約18日間)を達成したとされています。

Normeは時間の経過とともに疲労の色が濃くなり、9日目には視点が定まらない様子で絶えずうなずくなど、精神的に不安定な状態に。4万人に達した同時視聴者からは、健康状態の悪化を懸念するコメントが相次ぎ、命が危険だという声も寄せられました。

そんな中、YouTubeが目標達成まであと12時間というところで介入。コミュニティガイドラインに違反したとして、彼のチャンネルを一時閉鎖しました。


しかし、Normeはたくさんの忠告にもかかわらず、YouTubeを追い出された後に、別プラットフォームの「KICK」でチャレンジを継続。そこも直ぐに削除となり、結局「Rumble」で12日間の目標を達成しました。

体を犠牲にしたチャレンジ

今回チャレンジでは、プラットフォーム側の責任や危険な企画が視聴者に与える影響についての議論が巻き起こりました。

YouTubeの介入には批判的な意見がある一方で、被害を防ぐため措置としてこの介入を称賛する声も。対応が遅すぎたとの意見もあります。Normeに対しては、注目を集めるために健康を犠牲にしたことを問題視する声も上がっています。

現在、YouTubeはNormeのチャンネルを復活させていますが、Norme本人は一時削除されたことに抗議し、Twitchにコンテンツを移行することに決めたようです。そして、8月12日、睡眠中に生配信する「世界最長の睡眠ストリーム」という新たなチャレンジをはじめましたが、13日現在、Twitchからも削除されてしまったようです。