登録者2億人の“世界一のYouTuber”がアフリカに100基の井戸を建設 50万人に安全な水を提供

アメリカのYouTuber「MrBeast」(登録者数2億人)は11月5日に投稿した動画で、アフリカに100基の井戸を建設する慈善活動を紹介しました。

8カ月かけてアフリカに100基の井戸を建設する慈善活動

MrBeastことジェームズ・ステファン・ドナルドソンは、ランボルギーニをシュレッダーにかけたり、イカゲームを現実世界で再現したりするなど大掛かりな企画で世界的に人気を集めるYouTuberです。今年10月には個人のYouTuberとして初めて、登録者2億人突破の偉業を成し遂げました。MrBeastはまた、1000 人の視覚障害者の白内障手術を後援し、2000人の患者に義肢を贈るなど慈善活動家としても知られています。

MrBeastは「世界では約20億人が清潔で安全な飲料水を手に入れることができません。これは地球全体の約25%に相当します」とコメントし、100基の井戸を建設する計画を発案。ホームページでは寄付を募りました。そして、8カ月をかけてアフリカ中を旅し、ウガンダ、ソマリア、カメルーン、ジンバブエ、ケニアといった地域に井戸を建設し、50万人に安全な水を提供しました。

これ以外にもMrBeastは、アフリカの人々を助ける慈善活動を行っています。サッカーボール、コンピューター、プロジェクターなどの物資をケニアの学校に寄付したり、村と学校や病院を結ぶ安全な橋を架けたりする取り組みを行っています。ジンバブエの村では、子どもたちが学校に通えるよう、彼ら全員に1台ずつ自転車を寄付しました。

称賛の声が集まるも、持続性に不安の意見

動画には、

MrBeastが人々を助けているのを見るのは素晴らしいことだ。君はすごいよ、ジミー!

あなたがいなければ、このようなことは不可能だった。

とMrBeastを称賛するコメントが集まりました。中には、

インターネットは間違いなく正しい人物を有名にした。 政府があまりにも腐敗し、無能であるためにできないことをやっている。 ジミー、これからも頑張ってくれ

と、YouTuberが慈善活動を行うまで事態を改善しようとしなかったアフリカの政府を非難する声も見られました。

今回のMrBeastの取り組みには否定的な意見もあります。貧しい人や障害者をコンテンツにする彼の慈善活動を「慈善ポルノだ」と批判する声は前々からみられましたが、今回生じた批判は井戸の持続性に関するものでした。サハラ以南アフリカの水インフラと衛生環境の改善に取り組む団体「FACE Africa」 の創設者兼最高経営責任者(CEO)のサラン・カバ・ジョーンズ氏はCNNの取材に対し、MrBeastの取り組みを称賛しつつも、

実際に行って井戸を設置することと、今から 3年、4年、または5年後に戻って、その井戸がまだ機能しているかどうかを確認することは別のことです。

とコメントし、彼がこの先もずっと井戸や水のインフラを維持し続けられるのかどうか懸念しています。

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