“元男の子YouTuber”青木歌音、豊胸疑惑をきっかけに「先天性の染色体異常」を公表

6月23日、「青木歌音」(登録者数47万人)が「なぜ私が性別を嘘ついたのか説明します。」と題した動画を公開しました。

青木は「LGBTQIA」の「I」

これまで、自身は「LGBT」の「T(トランスジェンダー)」だと説明していた青木。今回の動画では、トランスジェンダーではなく、「LGBTQIA」のうちの「I(=インターセックス)」に分類されると説明します。

インターセックス(英: intersex)は、「身体的性が一般的に定められた男性・女性の中間もしくはどちらとも一致しない状態」を意味する言葉です。日本語では「性分化疾患」という医学用語も使われています。(引用:JobRainbow

青木は性分化疾患の中にある、先天性の染色体異常の難病「クラインフェルター症候群」という疾患を持っているそうです。ちなみに、青木は過去にもこの疾患を持っていることを明かしています。

クラインフェルター症候群は、男性が性染色体である「X染色体」を1本以上余分にもつことで生じる遺伝性疾患の総称です。兆候と症状は人によって異なり、クラインフェルター症候群の中には、明らかな兆候や症状がない人や、あっても軽度な人も多くいます。

クラインフェルター症候群の人は、通常、精巣が小さく、テストステロンが十分な量作られません(原発性精巣不全)。テストステロンは、男性の性的発達を促すホルモンです。治療をせずにテストステロンが不足したまま過ごすと、思春期の遅延/不完全、乳房肥大(女性化乳房)、筋肉量の減少、骨密度の減少、顔と体毛の量の減少につながる可能性があります。(引用:遺伝性疾患プラス

水着姿を公開→“豊胸疑惑”が浮上することに

X染色体が一つ以上余分にある疾患を持ち、性自認は女性の青木は「“元男の子”(=染色体が正常な男性)と、心が男のクラインフェルター(症候群の人)のどちらからも毛嫌いされる傾向にある」と話します。

クラインフェルター症候群を抱える人は、男性ホルモン治療を続けないと、男性らしい体を維持できないのだとか。患者には心が男性の人が多く、青木がこの病気について大っぴらに話すと患者の「アイデンティティが傷つく」ため、配慮が必要なのだそうです。

また、「一部の(有識者の)方からは性分化疾患なんだから元男の子というのはおかしい」「半分違う」などと指摘されることもあるとのこと。そのため、20歳のときにこの疾患が判明して以降、公表を避けてきたのだとか。

しかし昨年、初めて水着姿を披露した際、「いつの間にか胸でかくなってね?」といった“豊胸疑惑”が視聴者の間で浮上。これを否定するために疾患について公表したところ、青木は「元男の子界隈に激震が走り、猛烈に理不尽なバッシングを受けた」とのこと。「歌音ちゃんに裏切られた」といった声も届いたそうです。

しかし、青木は疾患について「エンタメ業界にいるなら個性が強みになる」とポジティブにとらえている様子。青木のカミングアウトに、コメント欄では視聴者から

染色体異常の人って、なかなか理解して貰えないけど、その事を歌音ちゃんが発信することで少しずつでも理解する人が増えると思うから、これからも歌音ちゃんらしく配信していってください。

といった応援の声のほか、

そうした疾患があること、知らなかったです‥
「染色体で性を分けると行き場を失う人がいる」、発信してくださってありがとうございます

といった声も寄せられています。

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