“AI安倍晋三”が物議 「東京大学AI研究会」名乗る団体が合成音声の動画投稿
「東京大学AI研究会(東京大学人工知能研究会)」を名乗る団体が投稿した、安倍晋三元首相の声を再現した合成音声の動画が注目を集めています。
故安倍元総理追悼AIプロジェクトとは
YouTubeチャンネル「故安倍晋三元総理追悼AIプロジェクト」(登録者数3000人)には、9月25日から投稿が始まり、現時点で7本の動画が公開されています。いずれも、AIによって合成された安倍元首相の声で、メッセージを伝えるというもので、例えば27日に公開された「[AI]安倍晋三元総理大臣より最後のメッセージ」では
本日、私の国葬が厳粛に執り行われます。このような形でお見送りして頂き、ありがとうございます
といった内容となっています。合成音声はところどころイントネーションが不自然な箇所があるものの、安倍元首相の特徴的な話し方そっくりです。
プロジェクトのツイッターでは、
安倍晋三元総理の国葬を前に、安倍晋三元総理の声で皆様にメッセージをお届けします。ご遺族、ご同友、そして多くの国民の皆様の喪失感を少しでも癒し、勇気づけること、そしてそのことが何よりも、日本のため命を賭けて最後まで戦われた安倍晋三元総理を篤く弔うことになると信じ、祈っております。
と記載されています。
動画のコメント欄では、「泣ける・・・東大生有志の方々ありがとうございます」「素晴らしいプロジェクトですね。若い方々が取り組んでいただいた事をとても頼もしく感じます」「涙が溢れて止まりません。この声をずっとずっと聞きたかったです。安倍さんの力強く優しい声をもう一度聞きたかった。本当に嬉しいです」など肯定的な意見とともに、「故人で遊ぶな」「あの、このテキストはどなたが考えているのですか? まさか天の声が聞こえたとか」「こういうのを死者への冒涜っていうんだよ」など批判も寄せられ、賛否両論となっています。
東京大学AI研究会とは
産経新聞によると、このシステムは現役東大生をはじめとした大学生らで組織した「東京大学AI研究会」が開発し、生前の安倍氏の国会演説などを学習させ、イントネーションやアクセント、間合いを再現する音声を自動生成したとのこと。東大生のほか、早稲田大や京都大の学生ら43人が参加しているそうです。
「東京大学AI研究会」のウェブサイトには東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科へのリンクが掲載されていましたが、同学科は26日「当学科へのリンクが掲載されていましたが、当該団体は、東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科の団体ではありません。また、当学科の構成員とこれらの団体との関係は、現在のところ確認できておりませんが、引き続き調査を行っております。」との声明を発表しています。









