きまぐれクックの動画に「違反行為」との指摘 釈明動画で「完全に無知でした」と反省

きまぐれクック」(登録者数460万人)のかねこが、生きた上海蟹(チュウゴクモクズガニ)を中国から取り寄せたのは特定外来生物被害防止法に違反する可能性があると指摘され、釈明動画を投稿する事態になっています。

中国から「生きた上海蟹」を取り寄せ

かねこは、10月31日に「中国からまだ生きてる『アノ食材』が届いた。ヤバすぎる。」と題した動画を投稿。中国産の上海蟹と国内産のモクズガニを調理して食べ比べるという内容で、かねこは冒頭で「本場・中国のほうから取り寄せました」「みんなしっかり生きてますね」と話し、生きた上海蟹を中国から取り寄せたことを明言していました。

YouTube(現在は削除済)

これにコメント欄やSNSで「生きた上海蟹を許可なく輸入・運搬するのは法律で禁じられている」との指摘が寄せられていましたが、かねこは自身のツイッターで「ちなみに上海蟹は個人輸入はできないから、仲介業者からいくらでも買えますよ笑 インターネットで普通に売っております なんか『違法輸入だ!犯罪だ!』って騒いでる人いたので こわっ」(現在は削除)と反論していました。

環境省のサイトで公開されている広報資料によると、上海蟹は世界各地で生態系に深刻な悪影響を与えていることから2006(平成18)年より「特定外来生物」に指定され、無許可での日本への持ち込みが禁止に。「中国では生きた上海ガニが販売されていますが、生きたまま日本国内への持ち込みはできませんのでご注意ください」と明記されています。

環境省/外来生物法について/上海ガニ

同サイトの「外来生物法に関するQ&A」では、特定外来生物の見つけた場合について「生きたまま許可無く運搬することはできない」とされ、同じように上海蟹も生きたままの運搬が原則的に禁じられています。違反した場合、個人では最高で3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、法人なら1億円以下の罰金が科されることがあると資料に記されています。

しかし、一般的に上海蟹は生きたまま調理するため、日本国内の輸入業者や中国料理店などは許可を得て輸入・運搬・購入をしています。ただ、今回の件では輸入業者が許可を得ていても、購入したかねこが許可を受けていなければ「無許可での運搬を禁じる」という点で問題になる可能性があります。

「完全に無知でした」と反省

コレコレ」(同157万人)の3日のライブ配信でこの話題が取り上げられ、かねこにメールで問題点を指摘したものの返事がなかったという男性が告発。許可証の有無が争点となり、男性は「反論の仕方からいって、かねこさんは許可証を持っていないのでは」と推測していました。また、かねこがツイッターで「生きたままの(上海蟹の)移動は禁止されてる」と注意喚起する一般ユーザーからのコメントを非表示にしていたことも明かされています。

YouTube動画

これを受けて、かねこはコレコレの配信中に自身のサブチャンネル「きまぐれクックのサボり場」(同141万人)で「上海ガニについて」と題した動画を急きょ公開しました。

かねこは「ヤフオク!」で生きた上海蟹を購入したと明かし、争点となっていた許可証については「僕は持っておりません」と発言。ヤフオク!のおすすめ欄に「活き上海蟹」が出てきたので深く考えずに「ポチっと押してしまいました」とのことで、今回の一件に対して「完全に無知でした」などと反省の言葉を述べています。

コメント非表示の件を謝罪

かねこは知識不足だったことを認めた一方、生きた上海蟹の運搬をめぐる問題は複雑な要素があるため、今後の対応については「しかるべき機関に問い合わせしてみます」とし、どうすべきかの方針が決まり次第「すぐに動画にします」としています。

また、かねこはツイッターで「メインチャンネルの方の上海蟹の動画も確認完了するまで一時的に非公開にさせて頂きます」と綴り、問題の動画を一時非公開にすると発表。同時に「注意喚起してくださった方を非表示にした事 大変申し訳ございませんでした」と、一部のコメントを非表示にしていた件について謝罪しています。

これに動画のコメント欄では

本人は悪気ないのに、知らないって怖いよね
今回のような無知とかうっかりなどの些細なミスで、日本固有の生態系を壊してしまうリスクがあることをもっと重大に受け止めないといけないと考えさせられました
無知だったのは仕方ないとして、指摘コメントに対して煽ったのはよくなかったですね

といった声が集まっています。

なお、この件に関して「SNS弁護士キタガワ」こと弁護士の北川貴啓氏に取材したところ、「『法律を知らなかった』だけでは無罪になることはないものの、実際に警察が立件する可能性は低いと考えられます。」との回答でした。

関連記事
元Kiiiトップ設立の新事務所「Carry On」、きまぐれクックやがーどまんら“Kiii退所組”の所属を発表
きまぐれクックにバズレシピ・・・YouTuberの商標が勝手に出願される
きまぐれクック、フィッシング詐欺の被害に