YouTube、低評価数を非公開にするテストを実施

YouTubeは3月31日、低評価数を非公開にする実験をおこなっていることを明らかにしました。

低評価数を非公開にするテスト

ツイッターによると、YouTubeは

低評価数を公開しないいくつかの新しいデザインをテストしています

とのこと。
例示されたデザイン案では、低評価ボタンは表示されているものの、「Dislike」(嫌い)の文字だけで数値が表示されていないことが確認できます。

クリエイターは、高評価・低評価の正確な数をYouTube Studio上で確認できます。
視聴者は、これまでどおり高評価と低評価ボタンでフィードバックができ、YouTubeのおすすめ動画の調整をできます。

低評価数は一般公開されず、チャンネルの管理者のみ閲覧できるよいう仕様になるもよう。

現在も、評価欄が非公開に設定されている場合は、高評価・低評価ボタンは表示され、数値は表示されないという仕様ですが、今回のテストもこれと同様で、低評価のみ数字が表示されなくなるようです。

低評価数が嫌がらせの誘引になる

このテストについて「YouTubeヘルプ」には詳しい説明が掲載されています。
ここでは導入の理由として、

公開される低評価数はクリエイターの幸福(ウェルビーイング)に提供を与える可能性があり、動画の低評価キャンペーン動機づける可能性があると聞いている

と説明されています。

動画が炎上すると、低評価が殺到したり“解除祭り”が起きることがあるほか、動画の内容にかかわらず“アンチ”によって、いつも大量の低評価がつけられてしまうYouTuberもいます。
YouTubeは、低評価が公開されていることが、そうしたキャンペーンの動機づけになっていると考えているようです。

2019年には登録者数を概数表示も

YouTubeは2019年9月、チャンネル登録者数をおおまかな数字にする仕様変更を実施していますが、この際も、チャンネル管理者向けには正確な数値を見せ、一般公開される登録者数のみ大まかな数値にするという措置を取っています。
(関連記事「YouTubeの正確なチャンネル登録者が非公開に。9月から徐々に適用」)

低評価をめぐっては、YouTuberは2019年1月に低評価ボタンを非表示にする案を提示していました。(参考:engadget

ちなみに、インスタグラムは2019年に「いいね」数を非表示に切り替えており、フェイスブックも2021年にフェイスブックページから「いいね!」ボタンを削除しました。

低評価は、現在のSNSでは珍しい機能で、ユーザーの意思表示が明確になるという利点もある機能。果たして実際に非公開となるのでしょうか。続報が待たれます。