UUUMの決算資料でYouTuberの月収計算 トップ層は大幅収益減か【2020年1月版】
2020年1月14日にUUUMの四半期決算が発表されました。
数多くのYouTuberが所属するUUUMは上場企業であり、四半期ごとに決算資料を公開しています。
決算資料にはYouTuberの主な収益源である広告「Google Adsense」(グーグルアドセンス)の収益と、動画再生回数が記載されているため、ユーチュラではこれを元に動画1再生あたりの広告収益を計算し、各YouTuberの月間再生数と掛け算して月収を導き出しています。
これまでの動画1再生あたりの収益額は、
2019年6月~2019年8月 0.265円
2019年3月~2019年5月 0.310円
2018年12月~2019年2月 0.273円
2018年9月~11月 0.294円
2018年6月~8月 0.22円
2018年3月~5月 0.238円
となっています。
再生回数の記録途絶える
2019年9月〜2019年11月(20年/5期 2Q)の業績が発表された、今回の決算説明資料。
3ヵ月間の動画の総再生回数は、2019年6月〜2019年8月(1Q)の115億7000万回から5.8%減少して109億1200万回となりました。

動画が最も見られる夏休みを含む1Qに対し、2Qは再生回数が落ち込む傾向にあります。
前期比で10%以上落ち込んだ昨年の同時期と比較すれば、影響はむしろ抑えられたともとれます。
実際、2018年9月〜2018年11月と比較すれば14.4%増加しており、再生回数自体はめざましい増加を続けています。
一方で、Google Adsenseの広告収益は30億6200万円。
前期の30億7000万円と比較してマイナス0.3%。
全体の売上は54億1100万円で、Adsense以外の売上は広告(企業とのタイアップ案件)が14億5900万円、グッズやイベントが7億4800万円、自社サービスが2億2900万円という内訳に。
前期と比較すると、全体的に収益が低下している一方で、グッズやイベントでの収益は27.2%増と大きく伸びています。
UUUMの株価は大幅下落
決算資料によると、UUUMは今期の今期の営業利益は3億5100万円。
昨年と比較してマイナス11%と大幅減となっています。
この決算説明資料が発表された翌日、UUUMの株価は大きく下落しました。
既に今年度の半分が過ぎていますが、売上目標の達成率が40%程度と低くとどまるなど、目標達成に黄色信号が点灯していると考えられたようです。
ちなみに、今月から子供向けコンテンツのパーソナライズド広告の停止などさまざまな制約がかけられることとなり、広告収入は減少する可能性があります。
(関連記事「YouTubeが子供向けコンテンツへの制限を実施。ヒカキンへの影響は?」)
1再生あたりの広告収益は0.281円
前期と比較して、総再生回数はそれなりに減少した一方で、広告収益はそれほど下がっていません。
1再生あたりの広告収益を計算すると、以下のようになりました。
(広告収益)30億6200万円 ÷ (再生数)109億1200万 = 約0.281円
再生回数の落ち込みで収益も低下
1再生0.281円という結果をもとに、各YouTuberの収入を計算してみます。
| チャンネル | 再生回数 | 予想収入 | 前回 |
|---|---|---|---|
| フィッシャーズ | メイン:1億7144万回 / サブ:1840万回 |
5344万円 | 9302万円 |
| 東海オンエア | メイン:1億3741万回 / サブ:3548万回 |
4868万円 | 6530万円 |
| HikakinTV | メイン:8317万回 / ゲーム:6042万回 その他:160万回 |
4080万円 | 5696万円 |
| はじめしゃちょー | メイン:7314万回 / 畑:4215万回 サブ:636万回 |
3418万円 | 4869万円 |
| HIMAWARIちゃんねる | メイン:1億313万回 | 2897万円 | 2757万円 |
※「東海オンエア」「フィッシャーズ」はメンバーの個人チャンネルは除いています。
※「前回」は前四半期資料から試算した2019年8月の収入
前回に引き続き、フィッシャーズが1位という結果になりました。
8月と比較して全体的に再生回数が下がっているため、収益も大幅に減少しています。
1000万円以上の広告収入が推定されるチャンネル
想定収益が1000万円以上の主なYouTuberの結果は以下の通り。
| チャンネル | 再生回数 | 予想収入 |
|---|---|---|
| まいぜんシスターズ |
7528万回 | 2115万円 |
| キヨ。 |
5736万回 | 1612万円 |
| ヒューマンバグ大学_闇の漫画 |
5385万回 | 1513万円 |
| スカイピース |
メイン:5321万回 サブ:153万回 | 1538万円 |
| プリッとChannel |
メイン:5294万回 サブ:256万回 | 1559万円 |
| ヴァンゆんチャンネル/ Powered by VAMBI |
5219万回 | 1466万円 |
| 水溜りボンド |
メイン:5142万回 サブ:760万回 | 1657万円 |
| KUN |
4586万回 | 1288万円 |
| ARASHI |
4527万回 | 1272万円 |
| 兄者弟者 |
4375万回 | 1229万円 |
| きまぐれクックKimagure Cook |
メイン:4297万回 サブ:909万回 | 1462万円 |
| きょんくま |
4179万回 | 1174万円 |
| ヒカル(Hikaru) |
メイン:4139万回 サブ:138万回 | 1226万円 |
| キリン【考察系youtuber】 |
3944万回 | 1108万円 |
| QuizKnock |
3818万回 | 1072万円 |
| まふまふちゃんねる |
3749万回 | 1053万円 |
YouTuberには企業案件などの収入もある
ここで挙げた収入予想は、「Google Adsense」のみの収益です。
YouTuberには“企業案件”やグッズ販売、イベントやテレビ出演などの収入もあります。
そういった収入を加味すれば、トップクリエイターの総収入は、上に記載した金額を大幅に上回るものと想像できます。
広告単価にもばらつきがある
また、Google Adsenseの広告単価もチャンネルや動画によってばらつきがあります。
昨年8月、UUUMの決算資料からは、1再生あたりの広告単価の平均は0.265円と導き出された一方で、「ホリエモン」(登録者数90万人)は「広告単価もっと高く0.5円くらいはある」と明かしています。
なるほどなぁ。俺の場合やはり広告単価もっと高く0.5円くらいはあるので、日本のトップYouTuberに並びつつあるかも。大人向けの動画マーケットは競合少なくて狙い目、といってもすぐに出来る人はあまりいないだろうなぁ https://t.co/JYccBeZ0lB
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) October 14, 2019
逆に、もっと単価が低いYouTuberもいます。
今回の1再生あたり0.281円という広告単価は決算資料から計算した正確な数値ですが、あくまでも平均値ですので、実際の収益とは異なる可能性があります。
参考程度にお考えください。
関連リンク
・UUUMの決算資料でYouTuberの月収計算 フィッシャーズが圧勝【2019年10月版】
・UUUM株式会社 IRニュース
・UUUM株式会社 20年5月期 第2四半期決算説明資料










