フード系インフルエンサー、猛毒のデビルクラブを食べて死亡 - フィリピン

フィリピンのフード系インフルエンサーが、猛毒を持つ「デビルクラブ」を食べた後に死亡したと報じられました。

猛毒のデビルクラブを食べて死亡

報道によると、死亡したのはパラワン州プエルトプリンセサ在住のエマ・アミットさん(51)です。彼女は、大食い企画や、地元の豊かな自然の中で食材を採取して調理するアウトドア料理動画などを投稿していました。

2月4日、彼女は自宅近くのマングローブ林で友人らと貝やカニを採り、調理して食べる様子を撮影していました。映像では、採取した海産物をココナツミルクで煮込むなどして口にしており、問題となった「デビルクラブ」もその中に含まれていたとされています。

翌日になって(報道によっては直後とも)アミットさんは急激に体調を崩し、搬送の過程ではけいれんしていたという証言もあります。容体はさらに悪化し、意識がない状態で唇が濃い青色に変化していたとも報じられました。その後病院へ移されたものの、2月6日に死亡が確認されたとされています。

猛毒のデビルクラブを食べて死亡

今回名前が挙がったデビルクラブは、和名では「ウモレオウギガニ」と呼ばれるカニで、インド・太平洋のサンゴ礁域に分布しており、日本でも主に鹿児島県から琉球列島や小笠原諸島などに生息しています。フグ毒として知られるテトロドトキシンや、麻痺性貝毒の原因となるサキシトキシンなどの神経毒を体内に蓄えることがあり、日本でも中毒例や死亡例が報告されています。

Kate Dixon(Wikipedia)

地元の地区長は職員を彼女の自宅へ向かわせ、ゴミの中などからデビルクラブとみられる明るい色の殻が複数見つけたとのこと。

アミットさんの地元の地区長は、彼女の自宅のゴミ中などから、デビルクラブとみられる明るい色の殻が複数見つかったと報告。住民に対して、食べないよう繰り返し呼びかけたと伝えられています。報道では、アミットさんが海辺で暮らし、漁労経験もあるとされることから、「(危険性を)知っているはずなのに、なぜ食べたのか混乱している」といった趣旨の発言をしたとも紹介されています。