広告に出てくる“激安エアコン”をYouTuberが自腹検証 「全く使い道はない」「買わないで」

YouTubeなどの広告に出てくる激安エアコンを実際に購入して検証したYouTuberの動画が話題になっています。

広告は「嘘ばっかり」 実際の製品も冷風は出ず「風は弱い、その割にうるさい」

動画を投稿したのは「白物家電チャンネル」(登録者数2.9万人)。白物家電を中心に様々な商品のレビュー動画を投稿しています。

このチャンネルは6月30日、「【冷風は出ない】広告でよく見かける工事不要の小型のエアコンぽいもの買ってみた」と題した動画を公開。昨年にも「【買うな】Amazonで見つけた冷暖房両用小型エアコンを買って冷風が出るか試す」とのタイトルで同様の動画を公開し、120万回以上再生されるなど大きな反響を呼んでいます。今年も偽エアコンの広告を多く見かけるため、改めて検証動画を投稿したと説明しています。この商品はAmazonで3000円程度で販売されています。

Amazon

まず始めに、YouTubeなどで流れてくる広告映像について紹介。「つけるとすぐに涼しい」「省エネ設計で電気代がほとんどかからない」「今だけお買い得」「有名メーカーや大学などと共同開発」といったうたい文句で宣伝されていますが、「嘘ばっかり」と一刀両断。吹き出し口から白いモヤのような空気が出ていていかにも冷風が出ているように見えますが、「合成ですね」「よく見ると吹き出し口と白いモヤの出口がズレていたりします」と冷静に解説します。

その後、実際に商品を紹介していきます。潰れ気味の箱から本体を取り出すと、「これ去年買ったものとまるきり同じ見た目ですね」とコメント。「きっと安く大量に出回ってるんでしょうねぇ」と推測します。

そして昨年と同様に吹き出し口と少し離れた場所に温度計を置き、実際に稼働させて冷風が出るか検証しますが、設定温度を一番低くしても温度計の値が変わることはありません。使用感も「風は弱いです、その割にうるさいです」とばっさり。一方で、温風は出るものの「使わないほうがいいでしょうね」とコメント。電気用品安全法(PSE法)に基づいて、電気用品が安全基準を満たしていることを示す「PSEマーク」がこの製品にはついていないとして、使用を控えるよう推奨します。

「全く使い道はない」「買わないでください」

その後、大前提として「置くだけで部屋を涼しくできるというような家電はありません」と解説。エアコンも室外機で室内の熱を外に逃がしているに過ぎないほか、冷蔵庫も横面などから熱を排出していると述べ、「冷たい部分を作るならそのしわ寄せで必ず熱い部分もできるということです」と語ります。「残念ながら、冷房の仕組みに関しては変わることはありません」「どれだけ家電が進化しても覆らない」と述べるとともに、「変な広告とか宣伝に釣られないように注意してください」と訴えます。

最後には、この偽エアコンには「全く使い道はない」と結論づけるとともに、「買わないでください」と重ねて呼びかけています。

コメント欄には「そんな夢のような技術があるのなら大手メーカーがとっくに作ってる定期」「ああこれ誇大広告ですらないんだ…」「消費者に対する警鐘として実に有効な動画。こういうタチの悪い商品の実態を知って、被害にあわない人が一人でも減りますように・・・」といった声が寄せられています。

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