牛虐待動画に畜産YouTuberが見解 「『畜産ってこういうもん』って思わないで」
6月14日、「田中畜産の和牛チャンネル」(登録者数5万人)が「『牛を蹴る動画』について解説しました」と題した動画を公開しました。
農場で撮影された牛への虐待動画が問題に
田中畜産の和牛チャンネルとは、兵庫県北部の但馬地方で、和牛繁殖農家や精肉販売を営んでいる「田中一馬」が運営しているYouTubeチャンネルです。
今月11日、島根県の農場の従業員が、飼育している牛の顔や首付近に何度も蹴りを入れる「牛に対する暴力動画」がSNS上で拡散されました。従業員は牛の体を固定し、身動きが取れないようにした上で暴力を振るっており、この動画には「マジなにしてんの」「動物虐待許せない」「ほんと牛が可哀想。 心が痛む」といった批判の声が多数寄せられました。14日、農場の会長は虐待の事実を認め、謝罪しています。
この件を受けて、田中は14日に自身のYouTubeチャンネルを更新。畜産YouTuberとして、牛への暴力行為に対する自身の見解を述べました。
「畜産ってこういうもん」とは思わないで
問題の動画について、田中は「畜産農家の目から見ても良いことではない」と話します。
その一方で、田中は牛に対して暴力を振るったことがあると回答。ただし「自分に牛が向かってくるとき」「牛が牛に向かっていくとき」など、正当な理由があるときに限ったことだそう。「膝カックンみたいな感じで、ドンと刺激を与えるとか、痛みを与えたり、驚かせたり」「ケースバイケースでやることはあります」と語りました。
田中自身、牛から攻撃を受けて「意識を飛ばして病院に行った」ことや、「靭帯切った」経験があるのだとか。「鼻の骨曲がってますけど、これ顔面蹴られて曲がった」と、過去に起こった事故を明かしました。牛は体が大きい動物をであるため、多少の暴力は必要だと話します。
しかし、今回の動画のように、身動きが取れない状態の牛に対しては「したことはないし、してる農家さんもいないとは思う」とコメント。牛の方が強いため、「暴力で言うことを聞かすこと」はできないと断言します。
田中は、「『牛と付き合うっていうのはこういうことだよ』っていう意見が多かったんですけども、そうではない」「『畜産ってこういうもんだよね』とかっていうことは思わないでほしい」として、畜産業への理解を求めました。
コメント欄では「すごく勉強になります」「健全な農家さんが増えるのを願います」「解説ありがとうございます!なかなか一般人が知れない事です」の声が集まりました。









