飛行機の墜落事故起こしたYouTuber、“再生数稼ぎ”と判断され操縦ライセンス返却を命じられる

昨年12月、YouTuberが起こした飛行機事故が意図的に起こされたものだったとして、FAA(米連邦航空局)が操縦ライセンスの返却を命じたことが報じられました。

動画撮影中の飛行機事故

YouTube動画

2014年ソチ冬季オリンピックでスノーボード・アメリカ代表として出場し、現在はYouTuber・起業家として活動する「Trevor Jacob」(登録者数13万人)は昨年12月24日、「I Crashed My Plane」と題する動画を投稿。

Jacobが操縦する軽飛行機がカリフォルニア州上空を飛行中にエンジントラブルに遭い、墜落するという内容で、パラシュートを身に着けていたJacobは飛行機から脱出、九死に一緒を得たものの、飛行機はそのまま地面に激突、大破しました。
動画は現在までに200万回以上再生されていますが、公開直後から、この事故が意図的に起こされたのではないかという疑いの声が上がっていました。

(関連記事「YouTuberの操縦する飛行機が墜落 九死に一生を得るもヤラセ疑惑が浮上」)

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再生数稼ぎのヤラセと判断される

事故の報告を受けた国家運輸安全委員会(NTSB)とFAAが動画を詳しく分析した結果、たくさんの疑問点がみつかったといいます。

・事故が起きた際、緊急周波数を使用して航空交通管制と連絡をとらなかったこと
・エンジンを再始動したり、安全に着陸できる場所を探すといった、最善を尽くす努力がみられなかったこと
・左翼や尾翼に計画的にカメラが設置されていたこと、脱出時に自撮り棒を持っていたこと
・パラシュートを身につけていたこと

これらのことから、FAAはJacobが動画の再生回数を稼ぐため、計画的に飛行機を墜落させた可能性が高いと判断しました。

報道によると、FAAは4月11日、Jocobに対し「他人の生命や財産を危険にさらすような不注意または無謀な方法で航空機を操縦してはならない」という連邦航空規則に違反したことを通達。自家用操縦士のライセンスの返却を命じ、従わない場合は、1日ごとに1644ドル(約21万円)の罰金を科すとした上で、法的措置も検討していると伝えたそうです。

なお、Jacob本人は、弁護士から飛行機事故に関して言及しないよう言われているとのことです。

参考: INSIDER
https://www.insider.com/influencer-pilot-trevor-jacob-crashed-plane-on-purpose-faa-2022-4

FLYING
https://www.flyingmag.com/faa-pulls-pilot-certificate-of-youtuber-for-intentional-airplane-crash/