オンライン予備校「ただよび」運営会社が破産 予備校講師YouTuberもりてつが報告

予備校講師YouTuber「もりてつ」(登録者数27万人)が7月7日、「ただよびの運営会社の倒産が決まったので忖度なく話します」と題した動画を公開しました。

ただよびの運営体制の問題点

“もりてつ”こと森田鉄也は、予備校講師YouTuberとして活動しています。「四谷学院」や「東進ハイスクール」での指導経験や、TOEIC満点を90回以上達成する英語の実力を活かして、現在は「武田塾」の講師を務め、受験生に英語を指導する動画などを投稿しています。

ただよび」(同25万人)は、もりてつの呼びかけで2020年3月に始まった“YouTube予備校”で、それぞれの科目のスペシャリストが行う授業動画を無料で配信しています。

ところが同年10月、もりてつはただよびへの出演を辞めると発表。今年5月、出演を辞めた背景について、報酬ゼロ、交通費ゼロで授業をおこなっていたことや、自分のチャンネルで動画を出すことを禁止する「命令」があったことを明かしました。

もりてつはただよびの状況について、運営体制が変わったものの自分たちではスポンサーが得られず、手を伸ばした事業もことごとく失敗したことで赤字が膨れ上がっていると指摘。来月にはただよびのチャンネルが第三者に譲渡されると見立て、「このまま僕らの動画がただただ誰かの手に渡ってしまうというのは、やっぱり到底許されないというか、許したくはない」と心境を語っていました。

ただよびの運営会社の破産が決定

もりてつは今月7日、自身のYouTubeチャンネルを更新。「決まりました。ただよびは破産の方向です」「実際にもう、破産管財人の方から連絡が来ました」として、ただよびの運営会社である「StuDeepl」の破産が決定したことを伝えました。

株式会社StuDeepl(旧名:レッドクィーン)は、ただよびのほか、AIコーチングサービス「合格パスポート」を運営し、カジュアルゲームなどもリリースしていました。StuDeeplのウェブサイト上でもすでに破産手続き開始の予定が発表されています。(参考:株式会社StuDeepl

StuDeeplに出資していたというもりてつ。同社は「いろんな人と組んで、全部喧嘩別れしてる」「家族経営的なところはあった」とし、「結局のところ、全て失敗」に終わったと話します。一度は「すごいでっかいスポンサー」がついていたこともあったらしく、「一時期動画6本とか出てたりしたじゃないですか」「あれ、そういう契約になってたらしい」「1年で1000本くらい作んなきゃいけないみたいな」と、多額の資金があったのだとか。しかし「結局のところ、それ全部赤字になっちゃってね」と、チャンスをものにできなかったと指摘しました。

今後について、もりてつは「ただよびのチャンネルが残るかどうかは分かりません」「事業を、僕かまた別の方が買い取るのか」と、ただよびのチャンネルや事業がどうなるのかは未定だと説明。「話し合いに入ると思ってください」としています。

出資者であり、コンテンツ制作にも関与していたもりてつですが、自身は「ユーテラ授業チャンネル【YouTubeの寺子屋】」(同5万人)を運営しているため、ただよびのチャンネルを引き継いだとしても「相当大変」と予想します。仕事量が増えるためか「辛いことになる」と頭を悩ませつつも、「動画救えるかも」「そこが良かった」とも語っています。