“詐欺クリニック”からの警告状にがん専門医YouTuberが反論 「医師を舐めないでいただきたい」
10月3日、「YouTubeクリニック」(登録者数2万人)が「警告状が届きました」を公開しました。
詐欺クリニックに潜入していた
「YouTubeクリニック」を運営する上松正和氏は、東京大学医学部附属病院に所属するがん専門医です。
「詐欺クリニックにがんの専門医が潜入したらとんでもないことになった。」と題する動画で、計4回にわたって、“詐欺クリニック”の実態を伝えていました。
このクリニックは、がんの標準医療(手術・抗がん剤・放射線治療)を否定し、断食やサプリメントによる治療を患者に勧めています。上松医師が潜入した際には、このクリニックの医師が「断食をしていた患者が、口からがんを吐いた」「モナカを食べるとがんが転移する」などと荒唐無稽な説明をする場面もありました。
治療法の根拠となるデータも示さずに怪しい治療法を主張するクリニックに対して、上松医師は強い怒りを抱いている様子。
視聴者からも、“詐欺医療”に立ち向かう上松医師を支持する声が多く寄せられていました。
警告状が届く
動画を公開した後、上松医師のもとに例のクリニックから警告状が届いたとのこと。弁護士を通じて送られてきたもののようです。
この警告状では、上松医師の行為について「名誉棄損に該当することは明白」「虚偽の風説を流布し、あるいは偽計を用いることにより、依頼者のクリニックの業務を妨害するものであって、偽計業務妨害罪にもあたる」などと主張されています。
上松医師は、クリニックの医師の治療法に根拠がないことを改めて説明し、自身の行為が名誉棄損・偽計業務妨害にあたるとされたことについて
もし架空の成果で名誉を保たれているとすれば、それは真実が明らかになって、もとどおりの名誉に戻ったにすぎません。すなわちそれは正当な評価と呼べるものだと思います。
虚偽の風説を流布しているのは、現実のデータを示している私と、妄想の世界を話しているクリニックの医師と、どちらが該当するのでしょうか
クリニックの業務は妨害していません。正規の手続きで、正規の料金を支払い、相談をしています。しかも、生命の危機にさらされているがん患者さんに正しい情報を伝えるという公益性が保たれていると判断されますので、これは偽計業務妨害罪にはあたりません。
と反論しました。
医師を舐めないでいただきたい
その後、上松医師は「謝罪文をお望みのようですので、こちらに掲載しておきます」と前置きし
詐欺医療を悔い改めることに至らなかったこと
心よりお詫び致します。
法廷で悔い改めて頂けるよう
鋭意努力致します。
と皮肉を交えて“謝罪”しました。
動画の最後には
医師というのは、職業でありながら“生き方”でもあります。
職を失うことより、患者さんが誤った情報で脅かされるほうを嫌います。医師を舐めないでいただきたい。
文書は追って送付します。法廷でお会いしましょう。
と、医師としてのプライドとともに強気な姿勢を示しました。









