「著作権侵害」指摘の中で収益化が復活 YouTubeチャンネル「ドラゴンボールでニュース解説」に批判の声

「信頼できないコンテンツ」として収益化が停止された「【非公式】ドラゴンボールでニュース解説」(登録者数21万人)をめぐり、収益化の復活が認められことに対して、SNSで批判の声が上がっています。

非属人系チャンネルで収益化停止が相次ぐ

発端は、今年に入って相次いだ収益化停止の動きでした。いわゆる「非属人系チャンネル」で「信頼できないコンテンツ」と判定されて収益化が停止したとするチャンネルが続出し、「【非公式】ドラゴンボールでニュース解説」も1月30日に収益化停止を報告していました。

同チャンネルは、ドラゴンボールのキャラクターや音楽、声優そっくりの音声を用い、ニュースを解説するショート動画を投稿しています。チャンネル概要には、「アイデンティティ田島の声真似で動画を作ってて、悟空がニュースを解説したらこう言うだろ!って二次創作だ!!」といった説明がされています。

収益化停止を受け、同チャンネルはXのYouTubeの公式アカウント「TeamYouTube」に対し、「『信頼できないコンテンツ』を収益化停止はわかる 今までは良かったのにYouTuber達に自覚がない中で警告もなく収益化停止して動画のどの部分が違反してるかも言えず 仮に動画を削除、改善しても次の審査は90日後っておかしくないか? すんげえ腹立ってきたわ」と怒りをにじませていました。(現在は削除)

その後、停止を報告していた複数のチャンネルが、相次いで収益化の復活を報告。「ドラゴンボールでニュース解説」についても2月5日、TeamYouTubeが「当初の判断に誤りがあった」として謝罪するとともに、収益化を再開したことを伝えていました。

YouTube

著作権侵害として批判が続出

X上では、他のチャンネルの収益化復活は歓迎されたものの、「ドラゴンボールでニュース解説」に対しては、著作権侵害をめぐる批判が多く寄せられました。「ドラゴンボールでニュース解説とかいうクソゴミ気色悪いチャンネルがYouTube公式に認められたと知ってガチの憤慨」「は?ドラゴンボールの版権や声優をAI生成で利用して収益得てたのが剥奪されてもゴネれば収益化再開できるんならもう何でもありやんけ」「ドラゴンボール声優のAI生成動画で 収益を得るチャンネルを YouTubeが確認したうえで 復活させたということか…?!!! これで地球は終わりだ…」といった声が上がり、炎上状態となっています。

YouTubeの対応にも批判が上がっていますが、今回のYouTube側の判断は、あくまで収益化ポリシーに照らして可否を判断したもので、著作権侵害の有無とは別の論点になります。

460本の動画が非公開に

同チャンネルは2月8日、自身のチャンネルでも収益化復活を報告し、翌日からニュース解説動画の投稿を再開しました。しかし2月8日から9日にかけて、約460本の動画が非公開になり、現時点で公開されているのは4本のみとなっています。

Xでは、収益化復活後に再び停止されたのではないかという情報も出ています。ユーチュラでも収益化状況が確認できるツールで調べたところ、同チャンネルは「収益化されていない」と表示されました。このツール自体の信頼性は不明ながら、同時期に停止や復活を報告した他チャンネルの状況は正確に反映されていることも確認できたため、実際に収益化が再度停止されている可能性は否定できません。

なお、「ドラゴンボールでニュース解説」の概要欄では著作権について以下のように記載されています。

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