皮膚科医、YouTuber紹介の“食べ物パック”に警鐘 食物アレルギー発症した実例も

4月28日、医療情報をインターネットを通じて発信している「やさしい皮膚科医」が自身のツイッターを更新。「食べ物でパックするのは危険」だとして、注意を促したツイートが話題を呼んでいます。

食べ物使用したパックでアレルギー発症するリスク

本来、フェイスパックとは化粧水や美容液を含んだシートを顔に張り付け、皮膚を保湿するスキンケア方法です。ところが、食べ物を使用したスキンケアによって、アレルギーを発症させる危険性があるとやさしい皮膚科医は指摘しています。

やさしい皮膚科医は28日、ツイッターを更新し、2015年に看護師YouTuber「関根りさ」(登録者数132万人)が公開した「[りさ×もる]小麦粉パック?! 〜もる、モノマネします編〜」を引き合いに「食べ物でパックするのは危険なので真似しないで下さい」と注意喚起しました。

さらに、食物成分を繰り返し肌に塗ると、アレルギーを発症する可能性、また最悪の場合はアナフィラキシーで死亡する可能性があると説明。食品を含む製品は避けるべきだとしました。

“自然派”は安全な訳でなく、効果が高いわけでもない

やさしい皮膚科医によると、食べ物に含まれているタンパク質が皮膚から吸収されることで、それまでアレルギーがなかった成人でもアレルギーを発症する可能性があるのだとか。さらに、

「小麦成分を含む石けんの使用者が小麦アレルギーを発症した」「小麦成分を肌荒れマウスに塗ったら小麦アレルギーになった」との報告があります

美容法として『はみちつパック』もあるようですが、これまた「はみちつパック愛用者がはちみつアレルギーになった」との報告があります

といった実例を紹介し、食べ物パックによって高まるリスクを伝えました。

一連のツイートには「『茶のしずく石鹸』ですね…これで小麦アレルギーになってパンや麺類が食べられなくなった人がたくさん出たのに」「『茶のしずく』石鹸事件‥」などのリプライが寄せられることに。2010年に重症者だけで66人を出した「茶のしずく石鹸」の小麦アレルギー誘発事件を連想する人が多いようです。

やさしい皮膚科医は、「食物成分を繰り返し肌に塗ると、アレルギー発症リスク有り!」「“自然派”は安全な訳でなく、効果が高いわけでも無い」など、過去にも注意喚起ツイートを複数回にわたって投稿し、食べ物パックの危険性を呼びかけています。