YouTuber、香川県のゲーム規制条例に訴訟起こした高校生にインタビュー
2020年10月8日、ゲーム実況者の「キャプテンしょーた」(登録者17万人)が、「香川県を訴えた高校生に電話してみた。【ゲーム依存症条例】」を投稿しました。
香川県のゲーム依存症条例に対し裁判を起こした高校生にインタビュー
今回キャプテンしょーたは、とある高校生にツイッターでアポを取ってインタビューを決行。
その高校生とは、香川県が今年4月に施行した「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」について、これを違憲だとして香川県を提訴した「渉(わたる)」君。
顔出しはせず、声のみで動画に出演しています。
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例とは、「18歳未満の子どもたちのゲーム・スマートフォンの利用を平日は1日60分、休日は90分を目安として制限する」というもの。
罰則はありませんが、そのインパクトのある条例は法案提出当初から大きな波紋を呼んでいます。
(参考:ITmedia「香川県のゲーム規制条例、高校生がきょうにも県を提訴へ」)

通信事業者に責任が問われる。「香川県民ですか?」という選択画面も存在
渉君は、条例がゲーム・スマホの利用を制限しているだけでなく、インタネットゲームを提供する通信事業者(任天堂やプレイステーションのオンラインシステムを提供している企業など)にも責任を課していることについて言及します。
(事業者の役割) 第 11 条 インターネットを利用して情報を閲覧(視聴を含む。)に供する事業又はコンピュー タゲームのソフトウエアの開発、製造、提供等の事業を行う者は、その事業活動を行うに当たっては、県民のネット・ゲーム依存症の予防等に配慮するとともに、県又は市町が実施する県民のネット・ゲーム依存症対策に協力するものとする。
(引用:香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)(素案))
渉君によると、現在のゲーム関連サイトの中には、「香川県民ですか」という選択肢があり「はい」を押すとサイトが閲覧できなくなるところもあるようです。
これにキャプテンしょーたは「まーじか」と苦笑い。
「誰もそれ『香川県民です』って言わないんじゃないの?」とコメントしています。
高校生ながら条例の反対活動。9月末には裁判所に訴状も提出
渉君は、条例施行前の1月上旬~中旬ごろから反対活動を始め、1月31日に反対署名を議会に提出したとのこと。
現在は条例の反対活動を続けながら、裁判を進めているようです。
9月30日に裁判所に訴状を提出しています。
高校生ながら裁判を起こしたことについて、渉君は
相手が国とか政治家なのでちょっと最初は怖いかなと思ったんですけど、
まあどうなってもいいやーみたいな感覚でやり始めました
とコメント。
渉君曰く、実際に裁判が行われる前に、条例についての「憲法違反の判断」や、香川県からの「反論」という手続きがあり、
それが「ものすごく時間を要する」とのこと。
実際に裁判が行われるまでに「最高裁(判所)までいくとしたらたぶん、5年ほどはかかるかな」と語っています。
キャプテンしょーたは「いいね。かっこいいよ。闘うものがあってすっごいかっこいいと思った」と渉君を称賛します。
裁判資金としてクラウドファンディングで610万円集まる
キャプテンりょーたは、訴訟に必要な資金はどこから集めているのか質問します。渉君は
弁護士先生と話しているときに、まぁ最初に弁護士事務所が立て替えてくれて、
でそこからまあ僕が分割で払うっていうやり方をやろうとしてたんですけど、
と前置きしつつ、結局クラウドファンディングで資金調達したと話します。
現在は終了していますが、最終的に「610万前後」集まったようです。
また、渉君は裁判の手応え(勝訴できるのかどうか)についても言及。
香川県の弁護士会の会長が「この条例は憲法に違反している」とコメントしており、さらに厚生労働省も「ネットやゲーム依存はこの国には存在しない」との見解を示しているそうで、かなりの手応えを感じているようです。
キャプテンしょーたは最後に
ゲームとネット依存を一緒にするのは間違ってると僕は思ってるから。
そう香川県も思ってくれたら、嬉しいな
とコメントし、渉君を応援する姿勢を示しました。









