元教習指導員のバイク系YouTuber、排気量を上げたカブで高速道路を走行中に事故 動画化に賛否
高速道路でシミー現象が発生、単独事故に
6月5日には、「【緊急搬送】恐ろしすぎるシミー現象。生きててよかった…」と題する動画を公開し、事故の詳細を報告していました。
りきによると、事故は6月1日午後4時40分過ぎに発生。しまなみ海道のツーリングを終え、愛媛県から大阪へ帰る途中の出来事だったといいます。高速道路のトンネル出口付近を左車線で約90kmで走行していたところ、突如としてシミー現象が起きたと振り返りました。
シミー現象とは、タイヤの偏摩耗やホイールの歪み、サスペンションの不調といった車体の不具合が原因で、ハンドル全体が小刻みに振動する現象を指します。りきは「左右に車体が激しく揺れる。すぐに分かったシミー現象だ。ハンドルをしっかり押さえた。減速しなきゃ。だが、そんな間もなく左右に振り回され、バイクも私も吹っ飛んだ」と、事故の瞬間を生々しく語っています。
転倒後、後続車に対し必死でアピールしたといい、停車してくれた大型トラックのドライバーの協力で路肩へ避難。非常電話で通報し、5分とかからずパトカーと救急車が到着したと説明しました。診断の結果は複数の擦り傷に加え、右上腕の骨折。姫路の病院で応急処置を受けたのち、大阪の病院へ搬送されたといいます。
りきは「高速道路でのバイク事故は死亡率が多い中、たくさんの奇跡が重なり」単独事故で済んだとし、命があることへの感謝を繰り返し述べました。

注意喚起としての投稿、物議を醸す
りきは動画の終盤で、どんなバイクにもシミー現象が発生する可能性があることを知ってほしいと呼びかけ、異常な振動が発生した場合はすぐに点検整備を行うよう促しました。「批判や拡散の意見があると思いますが、注意喚起として包み隠すことなく事実を全てお話しさせていただこうと決意してこの動画を作成いたしました」と、投稿の意図を説明しています。
この動画のコメント欄には「本当に命があって良かった。二次被害がなくて良かった」といった声が寄せられている一方で、「明らかに想定していない使い方をしている以上、安全に走れるわけがありません」、「大切な命をかけてバイク(カブ)のネガキャンになっていることにきづきましょう。バイクYouTuberとは真逆になっています」、「すごい自分のやったこと美化してる」と批判的な意見が目立っています。
Xでも、スーパーカブで高速道路に進入したことを無謀とする指摘や、オークションで購入した素性の知れない中古車両で高速走行に臨んだ点への懸念が相次いでいます。なかには、元教習指導員という立場でありながらこうした事故を起こしたことへのツッコミどころが多すぎるとする声や、シミー現象という説明自体に疑問を呈し、走行技術の問題ではないかと指摘するユーザーも見られました。同時に、ボアアップ車で高速を走る趣味を持つ立場から「他人事とは思えない」とし、改めてシミー現象への注意を促す投稿もするなど、受け止め方はさまざまです。
バイクYouTuberが解説、「事故の動画化は慎重に」
こうした騒動の中、バイク店を営むYouTuber「二宮祥平ホワイトベース」(同47万人)の二宮祥平が、6月7日に「『バイク女子カブで高速事故→炎上』を解説します」と題する動画を公開しました。
二宮はまず「命に別状はなくて良かった」と前置きしたうえで、事故を動画にすることには慎重になるべきだとの考えを示しました。「事故っていうのは良くないことなんですね」「再生数目的であったことが原因で事故を起こした、もしくは事故そのものが再生数稼ぎであった場合は、バイクYouTuberはそれを動画にしてはいけない」と、自身の見解を語ります。
ボアアップ自体や白ナンバー登録については手続き上問題ないと認めつつ、スーパーカブのタイヤには速度の設定があり、一般道では時速60km程度までしか想定されていないと指摘。「数字上はオッケーかもしれないですよ。でも車体性能としてそこまで保証されてないわけですよね」と述べ、高速走行に耐えうる状態まできちんと点検・整備していたのかという描写が見当たらない点を問題視しました。
そのうえで二宮は、乗り物の整備責任はすべてオーナーにあるとし、「特に今回はその車体そのものが高速道路を走行するためにできてないものをわざと高速道路で走っていますので、そこで起きたことに関しては誰の責任を問うこともできない」と説明。前の持ち主や購入店の問題ではなく、本人の責任になるとの見方を示しました。
二宮は最後に、りきに対し「しっかり反省して、体の怪我を直して、戻ってきていただければ」とエールを送りつつ、今後このようなことが起きないためにも、水を差してくれる存在が身近にいたほうがよいのではないかと締めくくっています。









