神社YouTuberに海外から脅迫電話「お前は◯ぬべきだ」 住所も本名も公開されている恐怖を語る

5月31日、神社YouTuberとして活動する「宮崎神社の神主はるちゃんねる」(登録者数3万人)が社務所に脅迫電話がかかってきたことを報告しました。

「石楠花の里総鎮守」として知られる広島の宮崎神社

宮崎神社は、広島県東広島市に鎮座する神社です。福富町にある石楠花の群生地が広島県の天然記念物に指定されていることから、「石楠花の里総鎮守」として親しまれています。古くから「子どものことなら宮崎神社」として知られ、安産祈願やお宮参り、七五三詣などに多くの参拝者が訪れる神社です。神主のはるはYouTubeやインスタグラムなどのSNSを通じて、神社や神道の魅力を発信する活動でも知られています。

宮崎神社

令和8年5月31日昼前に脅迫電話

はるによると、脅迫電話があったのは5月31日の昼頃。神社の社務所の固定電話にかかってきたものでした。
電話を取ると、相手は第一声で「お前は◯ぬべきだ」という趣旨の言葉を口にしたといいます。危険を感じたはるはすぐにスマートフォンで録画・録音を行い、「もしもし、聞こえますか」と会話を引き延ばそうとしたものの、相手は片言で何を言っているか分からず、母国語と思われる外国語も混じっていたと振り返りました。その後も「お前は◯ぬべきだ」という言葉が繰り返されたといいます。
「直接的というか身の危険を感じるような電話でして、初めてでした」と、これまでに経験のない事態だったと打ち明けました。

警察への通報と発信元の判明

はるは危険を感じ、すぐに警察へ通報。近くの駐在所の警察官が対応にあたりました。発信元の番号を伝えたところ、「これ中国系ですね」との回答があったとのこと。はるは後に公式ブログでも、発信元の国番号は「86」だったことを補足しています。

録音された音声については、内容が不愉快なものであるとして配信では流さず、AIに翻訳を依頼したところ、日本語と中国語(北京語)が混ざった非常に悪質な電話で、強い罵倒の言葉が使われていると解析されたといいます。

相手は笑いながらはるの母親を侮辱する言葉を発したり、「待て待て」などと口にしたりしていたとのことで、はるは「こちらの日本語を理解した上でバカにしてるのかな」と語りました。「お前は◯ぬべきだ」という言葉は、録音の中にある限り5回繰り返されていたとしています。
通報する旨を伝えると、相手は「警察を呼んでから言え」「何を言ってるんだ、言葉が分からないぞ」といった趣旨の返答をしてきたといいます。

はるが深刻に受け止めているのは、神社という場所が特定されている点です。宮崎神社は住所を公開しており、検索すればはる本人の名前も出てくる状況にあります。「街中で見ず知らずの方に言われるのとはまたタチが違う」とし、場所も名前も分かるうえ、小さな町のため家の場所も特定されかねない、家族も暮らしていると危機感を語りました。
警察からは、海外発信の不審な番号は今後取らない方がよいと助言を受けたとのこと。一方ではるは、神社という場所柄、参拝に関する電話の可能性もあるため番号を確認せずに出てしまったと説明しています。

背景に他宗教の参拝をめぐるXのポストか

はるは、電話があったタイミングについて「あんまりよろしくなかった」と振り返りました。前日頃から海外に向けてXに投稿していた内容が関係している可能性があるといいます。

これは、他宗教を信仰する人物が神社を訪れて宗教行為を行ったことがXで議論になっていた件を受けたもので、はるは神職の立場から発信していました。5月29日の投稿では「神社は、他宗教の人を拒みはしません。歴史的にも、多様な祈りを受け止めてきました」としたうえで、「それは神様への敬意があってこそ」であり、神社を別の宗教的主張や優越を示す場にすることまでを「寛容」とは呼べないと述べ、すべての宗教の祈りの場には敬意と礼、慎みが必要だと考えを示していました。

さらに脅迫電話の直前には、海外に向けて「世界の友人たちへ」と題し、「日本を訪れたときに、ぜひ神社にもお参りをしてほしい」と投稿。「あなたがキリスト教でも、イスラム教でも、他の宗教を信仰していても、神社側は歓迎します」「神社にお参りすることは、入信を意味することではありません」と呼びかけ、神社への参拝を、友人や上司の家を訪れた際にその家の人へ挨拶をすることになぞらえて説明しています。こうしたタイミングだったことから、はるは「もしかしたらそれ関係か」とゾワッとしたと明かしました。

 

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