オワコン脱却か 元祖YouTuber・MEGWIN、7年ぶりに30万再生超えを記録 “水責め”ライブ配信が好調

「元祖YouTuber」として知られる「MEGWIN」(登録者数約92万人)が、直近のライブ配信で実に7年ぶりとなる再生回数30万回超えを達成しました(ショート動画除く)。

YouTubeのパイオニア、大炎上から迷走

MEGWINは、YouTubeがサービスを開始する前の2005年にインターネット放送局「MEGWIN TV」を開局した日本のYouTuberの先駆者です。

かつてはヒカキンと並ぶほどの知名度を誇りましたが、2018年12月、退職したメンバーからのパワハラ告発をきっかけに大炎上。登録者は一気に18万人減少しました。

その後、アウトドアや料理系動画にチャレンジしたり、オンラインクレーンゲームの開発に取り組んだりと、さまざまな試みをおこなったものの回復はみられず。そればかりか怪しげな投資商品を紹介して炎上するなど迷走が続きます。再生数は数千から数万回程度と伸び悩み、自他ともに“オワコン”を認める状況となりました。

その後もチャンネル名を「AI_MEGWIN」に変更してAI動画へ挑戦するなど方針転換を図りましたが、復調には至りませんでした。

2018年12月に116万人だった登録者数は、昨年12月時点で90万5000人となっていました。

ギミックを用いたライブ配信

転機となったのは、昨年から本格導入した「GimmickStream」と銘打つライブ配信です。視聴者のコメントやスーパーチャットの金額に連動して水鉄砲や高圧洗浄機が自身を襲う仕掛けを組み込み、心拍数モニターを画面に表示するなどゲーム性を加えた形式を確立。2月10日のMEGWIN TV開局20周年記念ライブもこの方式で行われました。そして昨年12月以降は登録者も増加に転じ、この4カ月ほどで約2万人積み上げています。

MEGWINの登録者・再生数推移(ユーチュラ調べ)

そうした中で配信された直近のライブが、再生回数30万回を突破しました。同チャンネルにおいて30万回を超えたのは、2019年10月31日に公開された「ばかやろう!!ふぁるこんめておのばかやろう!!(T^T)」以来のこと(ショート動画は除く)。これは騒動のあったメンバーとの和解が成立した直後のタイミングに公開された動画であり、それから実に約7年、長らく30万の壁を越えられない時期が続いていました。

話題となったライブ配信は、いつもMEGWIN自身が受け持ってきた“水責め”の役回りを「弟子候補」の女性に委ねる趣向でした。この日登場したのは実写と2次元イラストのどちらの顔も持つ「2.5次元Vライバー」の「竜胆結梨華」。冒頭から水鉄砲の洗礼を浴びるや「すごいどこ濡らしてんの? マジで」と悲鳴をあげ、画面上の心拍数はあっという間に100を突破します。

靴まで壊れる事態に

竜胆は「絶対寝たるから」「心拍数下げて寝たるから」と、その場で寝る宣言をしたものの、スーパーチャットに連動する攻撃が止まらず、横になろうとした瞬間に心拍数160を超える場面も。イヤホンは配信中に何度も吹き飛び、ついには靴まで壊れる事態に発展しました。

化粧が流れ落ちて「素が出ちゃってるぞ」とMEGWINにいじられる一幕もあり、打ち合わせ段階では「こんなん私余裕っすよ」と言っていたという竜胆も、途中から「これを耐えてるメグさんすごいよ」と感嘆する場面も見られました。

YouTube

一方、普段は水を浴びる側であるMEGWINは、この日は終始カメラの後ろで配信を補助するような役回りに徹し、「客観的に自分のライブ見たの初めてですけど、めっちゃおもろい、このライブ」と、他人がやられる姿を心底楽しんでいる様子。配信の同時接続数が2000を超えたことに驚きつつ、「今日水かけ放題なんで」「俺ずっと水出す側なんで」と配信の最初に宣言した通り、視聴者を煽り続けました。

配信終盤、下がっていた心拍数も赤スパ(1万円以上のスーパーチャット)による最後の一撃で再び跳ね上がり、竜胆は「眉毛がもうないです」と疲れた表情でライブを締めくくっています。

チャット欄では、「​​はげましておめでとうございます」「可愛かった ぜひまた来てください」など好評の声が寄せられていました。

開局から20年、炎上や迷走を経てもなお試行錯誤を続けてきたMEGWIN。新機軸の「GimmickStream」をきっかけに、再び存在感を取り戻しつつあります。

YouTube動画