2歳の娘を育てるのは“パパ2人” ゲイ夫夫が家族観を語る「幸せも不幸もこの子が決めること」

ゲイYouTuberコンビ「2すとりーと」(登録者数43万人)が4月14日、2歳の娘を育てる“ゲイ夫夫”をゲストに迎えた動画を公開。前回出演時は生後8カ月ほどだった娘が見違えるほど大きくなった姿を見せ、日々の子育てや家族観について率直な言葉が交わされました。

娘を持つゲイ夫夫が2度目の出演

2すとりーと(せかんどすとりーと)は、新宿二丁目のゲイバーでの勤務経験を持つ「たつや」と「ゆうき」の2人からなるYouTuberコンビです。ゲストを招いたオネエ系トークで人気を集めています。

今回のゲストのハヤトとタカは、マッチングアプリで知り合った看護師同士のカップルです。2018年に結婚式を挙げ、自治体でパートナーシップ制度が導入されると同時に同制度も利用しています。

そんな2人は、同じく子どもを望んでいたレズビアンカップルの協力のもと、2023年6月に娘のなーちゃんを授かりました。

母親はレズビアンカップルのうち1人で、ハヤトが実の父親です。タカは法律上は他人にあたるため、万一の事態に備えて、なーちゃんを迎えるにあたり、ハヤトと養子縁組を締結。年上のタカが親、ハヤトが子という形で届け出を行い、ハヤトは元の戸籍を抜けて2人は同じ苗字になりました。親権譲渡の手続きもおこない、なーちゃんは、戸籍は女性側、親権はハヤト側にあるという形になっています。

出産したレズビアンカップルとは交流を続けているといい、2人は「この子の実の親を知る権利と会う権利は、お互い守っていきたい」と、子どもの立場に立った姿勢を強調していました。

2人が2024年3月に2すとりーとへ初登場した際の動画は約250万回再生を記録しており、今回はその続編という位置づけにあたります。

動画冒頭、2すとりーとの2人は、久しぶりに再会したなーちゃんの姿に「大きくなっちゃって」「髪の毛もすごい伸びて」と目を丸くします。なーちゃんは長く伸びた髪を三つ編みにしていました。現在2歳9カ月でアンパンマンに夢中。親子で横浜と神戸のアンパンマンミュージアムにも足を運んだそうそうです。

ハヤトを「ちっち」、タカを「パパ」と呼び分け

ハヤトが言うには、この2年間は仕事と子育てと格闘する「激動な2年」だったそうです。なーちゃんの三つ編みも自分が編んだといい、「『男だからできないだろ』的なことを言われるのがすごい悔しくて」という気持ちから人形まで用意して髪を結う練習をしたのだとか。

前回出演時は専業主夫だったタカも、なーちゃんが生後10カ月で保育園に通い始めたことを期に仕事に復帰したとのこと。現在は「仕事と育児でバッタバタ」と語りました。

なーちゃんはハヤトを「ちっち」、タカを「パパ」と呼び分けているそうです。2すとりーと・たつやはここで、「なーちゃん的にはパパとちっちのことをどういう風に理解し始めてる?」と2人に質問。ハヤトは「なんだろう?一緒に暮らしてる、育児してくれる人?ぐらいにしか思ってないと思いますけど(笑)」と笑顔で答えました。

「幸せも不幸もこの子が決めること」

ゲイカップルとしての周囲の反応を問われた場面では、保育園見学などでも書類に「2人パパ」と記して提出してきたものの、対面では冷たい言葉を向けられた経験はほぼないと振り返ります。

一方で、インスタグラムのDMなどには厳しいコメントが届くこともあると明かし、そのうえでハヤトは「子どもがかわいそうって、この子が決めること」「幸せも不幸もこの子が決めること」と、外野の声に対する自身の姿勢を明確に語ります。

タカは「似たようなこと言われるから、ちょっと流せるようになっちゃって」と、受け止め方が変化したことを語りました。

また、男性が日本で育児に関わる難しさにも話題が及びました。ハヤトは「男性トイレにはおむつ交換台がない」と具体例を挙げ、「いかに日本で女性だけが育児をしてきたか、みたいな」と指摘。抱っこや髪結びをしているだけで「すごいですね」と言われることへの違和感も口にし、「女性だったら当たり前なのに、なんで男性だからって言われるんだろう」と疑問を投げかけました。

「1つの家族として接して」

2人は現在、子育てしている、あるいは子育てを望むLGBTQの人々をつなぐコミュニティ「にじいろかぞく」の運営スタッフとしても活動中です。

ハヤトは「自分たちみたいな家族も日本にいるんだよって分かってほしい」と参加のきっかけを語り、タカも「セクシャルマイノリティだけじゃなくて家族の形っていろいろあると思うので、家族の形ではなくて、1つの家族として接してもらえると嬉しい」と動画を締めくくりました。

コメント欄には「愛してくれる人がいる子供は絶対幸せ」「看護師で男性の2人が親って強すぎん?こんな心強いことない」「子供の顔見たら今がどうか分かるよ」など、3人の日常を温かく見守る声が多数寄せられています。

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