あさぎーにょ、卒業式スピーチで活動の原点を語る 「自分らしさ」に悩む気持ちを救ったのは『魔女の宅急便』の1シーン
11日、「あさぎーにょ」(登録者数114万人)が、「【卒業スピーチ】自分らしさなんて探さなくていい。」と題する動画を公開しました。
専門学校の卒業式で、暗闇の7年間を振り返る
この日、彼女が向かったのは、ファッション・ヘアメイク・デザイン・映像の専門校「VANTAN(バンタン)専門学校」の大阪校。大阪は彼女の地元でもありますが、そんな学校の卒業式のゲストスピーチとして招かれたのです。
「7年前の私にはワクワクなんて1つもなかった」というあさぎーにょ。当時、大学に通っていたのですが、幼いころからの歌手の夢を叶えるべく1年半で退学。必死でアルバイトをして資金を貯め、決意の上京を果たします。
しかしオーディションでは「歌手になってどんなことをしたいのか」「なぜ歌手になりたいのか」という質問にうまく答えられず、取り繕った言葉で乗り切っていたのだとか。数年後には、自分の気持ちに素直に生きていないため気力を喪失。「私だけ世界から置いていかれるような」孤独感にさいなまれてしまいます。そして「自分らしさとは」ということを考え始めたといいます。
ターニングポイントは『魔女の宅急便』
そんな頃、スタジオジブリのアニメ映画『魔女の宅急便』を見ます。彼女がいたく感動したのは、主人公・キキが、今までできていたことができなくなったことを絵描きのお姉さんに相談するシーン。この悩みにお姉さんは「描くのをやめる。散歩したり、昼寝したり、景色を見たり何もしない。そのうち描きたくなる」とアドバイスしました。
それを見たとき、あさぎーにょは「立ち止まるって許されてる気がして、初めて足を止めた」「自分らしさ、自分らしさって考えていたけど、考えないようにした」と振り返ります。
「自分らしさ」はあとからついてくる
そこから彼女は、近所の青果店で旬の野菜を買って料理することに、ささいな幸せを感じ始めたといいます。その後、もともと好きだった絵を描くようになり、LINEスタンプを販売すると買ってくれる人が出現。そのつながりで動画のアプリの会社で働くようになります。
業務は、毎日おすすめの動画を選んで、ユーザーに送る「プッシュ通知」の仕事でした。そのうちYouTuberという存在を知り、自分も動画を撮れるカメラを購入。好きなことをYouTubeの中で喋ったりしているうちに、「歌以外にも、絵や動画とか、そういうので自分を表現するということが好きなんだ」ということに気づいたそうです。
1年半休まず動画を投稿しているうち、「自分を洋服で表現してみようかなとか、色で表現してみようかなとか、空間を作ってみようかな、CMを作ってみたいな」などと夢が少しずつ膨らんでいったといいます。
その上で、「あの頃、一生懸命自分らしさ、自分らしさって悩んでいたけど、自分らしさは後からついてくるんです」と訴えます。さらに、
もし、今この中で、好きなこととか、ワクワクすることが見えなくなっている人がいるかもしれません。でも大丈夫です。八百屋さんに行ってみてください。知らないお野菜があります。『これ、どうやって食べるんですか?』これも1つのワクワクです。
と主張します。
そして、「そんなちっぽけだなんて言わないでください。だって私は、そんなちっぽけなワクワクを抱きしめたからこそ、今ここにいる。その瞬間に物語は前へ進みました」と吐露。
「目の前の小さなワクワク、小さくても抱きしめましょう。小さくてバカにされようと…」とまで言いかけると、涙がこみあげてくる、あさぎーにょ。「そのワクワクを誰かと比べたりして自信がなくなろうと、ワクワクさえ抱きしめられれば、人生は素晴らしいものになります。皆さん、一緒に人生を彩りましょう」と、目を潤ませながら呼びかけていました。









