JAL機炎上 元機長がYouTubeで解説
1月4日、「ワタナベケンタロウ」(登録者数12万人)が「川原元機長に聞くJAL機と海保機の衝突事故について」と題した配信をおこない、大手民間航空会社で元機長を務めていたという人物を招いてJAL機事故についての解説をしました。
JAL機炎上事故
2日、羽田空港で、新千歳空港から向かっていた日本航空516便が、着陸した直後に海上保安庁の航空機と衝突する事故が起こりました。海上保安庁の機体に乗っていた6人のうち5人の死亡が確認されたほか、日本航空516便の乗員・乗客のうち14人がけがをしました。このの事故を受けワタナベは元機長の川原氏を生配信に招き、視聴者からの質問とともに今回の事故についての解説を聞きました。
JAL側が海上保安庁の航空機と接触を避ける方法はなかったのかという質問に対し、川原氏は衝突が避けられなかったのには原因が2つ考えられると話します。
1つ目はJAL機から海保機が確認できなかった可能性です。飛行機は着陸の際に後輪から着陸するため機首を少し上げるようになっており、下が見えづらくなっているとのこと。「コックピットがちょっと上向くと、普通は下が見えるじゃないかって思われるかもしれませんけど、かなり先じゃないと見えないんですよね」「もし時間差があまりなくて下に進入してきたんであれば気づかなかったと思いますね」と川原氏は語ります。
2つ目は、JAL機が着陸する直前に海保機が滑走路内に進入してきた可能性です。川原氏は、JAL機が上空にいる状況で海保機が進入してきたのであれば管制からの着陸許可がおりないはずだといい、再離陸などを指示する余裕もなかったのではと推測します。川原氏は「ゴーアラウンド(着陸体勢から再上昇に移ること)するためにエンジンの出力上げてもエンジンの推力が伝わるまでに間がありますから、ほんの数秒でさっと上がっていくわけじゃないんですよね。だからその視認したとしても(衝突まで)わずか30秒ぐらいしかなかったら間に合うか間に合わないか」と解説しています。
食い違いの原因は
国土交通省が発表した交信記録では、海保機には滑走路手前まで走行する指示しかなかったにもかかわらず、海保機の機長は「管制官から離陸の許可が出ていた」と証言しており、食い違いが生じています。
これについて川原氏は、航空機と管制との通信が基本的に英語でおこなわれることを踏まえ、「『to』と『into』などは聞き間違ったりしますよね」「無線ですから雑音も入ります」と自身の経験を交えて話します。また、通常でも羽田空港は2分に1回のペースで飛行機の離発着があると忙しい空港である上、事故が起こった午後6時ごろはその中でも忙しい時間帯だと話し、「ゆっくり指示するとか、何回か聞き返してやるとかっていう余裕がなかったんじゃないかな」と考察します。
続けて川原氏は「誤った気遣いと言いますか、があったりとか」「やっぱり一番忙しい4時、5時、6時台っていうのは管制官の方もやっぱり忙しいですし、お互いにその気の遣い過ぎとかっていうのはあったでしょうし」と話しました。
コメント欄では
川原元機長のお話、本当に分かりやすく理解できました
事故原因の推測だけでなく航空業界の話など凄く勉強にもなりました
元機長の方から直接、今回の事故について独自の意見を聞けて良かったです
などの意見が寄せられています。









